サンフランシスコファット

 3月28日。

 思うさま相羽リグが出来るだけの蝦を確保できたので、意気揚々と多摩川へ向かう。
 
 手マンポイントに入ってみればナマズさん、蔡沢の他、久しぶりに王孫賈おうそんかが居た。
 ナマズさんは既に、ファットアルバートのイモで3匹キャッチしたとのこと。
 公孫戍も現地入りしており、ケーポップに行ったとのこと。
 少し離れていた釣り人が40以上50未満といったでっぷりとしたバスを釣り上げていた。

 相羽リグは好調でナイスサイズばかり13匹。
 ナマズさんは相羽リグで2匹。
 好調の相羽リグに対し、ルアーのみで頑張る蔡沢はアタったとかバレたとか、そんな話に止まっていた。
 そんな賑わいの中、近くでデカバスを掛けたは良いが、取り込めずにいたデブちんが居たのでネットで取り込みを手伝ってやる。
 長い時間の掛かっていたランディングだったので、死なせないように早く逃がしてやったら?と朕が言ったところ、仲間に見せに行かなきゃ、と魚を持って歩いて行ってしまった。
 わざわざ現物を見せずとも写真を撮れば済む話なのでは、と思うのは平民の感覚であって、将軍様ともなると感覚、思考が違ってくるのかもしれない。 
 キャッチ&リリースの目的は釣り資源の維持にあると認識している朕には、釣れた魚に対し、犬猫のような畜生に接するかのごとく丁寧に遇する接し方が理解できない。

 相羽リグでの釣りは満足できたので、公孫戍の様子を見に行ったところ、40クラスから小バスまで9匹キャッチできたとのこと。
 魚は盛んに動いており、良いポイントさえ見つけられればルアーでも十分な釣果を得られることが示された。

 ナマズさん、蔡沢の撤退後、公孫戍はルアー釣りを続け、朕は消費した分の蝦を補充。
 満足できたところで終了とし、僕たちは今恋をしているコンビニへ。
 入り乱れる本物と偽物、フォロワーサン、つながり、インスタ蠅…我と我が身を削らなければ楽しめないあちらの世界は何かと大変そうである。故にこの漆園に遊んでいるわけだが、ここにもだいぶ腐臭が漂い出してきた。
 いよいよ青牛に乗り、函谷関を越えて行かなければならないのだろうか。
 ゾッド将軍を待ちながらバスフィッシングを語り、伝説の地を語り、また次回を楽しみにということで解散となった。






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ジェラルド・ゴルドー讃

 3月27日。

 昨日、中野島エリアに入っていた公孫戍より、釣果写真が送られてきた。
 豆からナイスサイズまで5匹キャッチできたとのこと。
 これを見て思う。
 魚を釣るのに、本当に考えを持って当っていれば、言うだけのことを実践していたのなら、かの伝説三輪氏も釣りという低レベルな競争から卒業せずに登戸に君臨していられたであろうに、と。

 迎えた当日。
 この日から始まる連休に備えて蝦をたんまりと仕込んでおいた。
 蝦の数だけバスを釣ってやろうではないか、とバッカンを揚げてみれば、明らかに数が減っている。
 コソコソくん、ヒソヒソくんといった不逞の輩の仕業であろう。またしてもその首根っこをふん捕まえることに失敗した朕は大いに地団太を踏んだ。

 残り十匹にも満たない蝦を持って韓流ポイントに向かってみれば、ナマズさん、蔡沢、青年、度々見かけるアングラー、バギーズベイトが数名。
 朕は蝦を大量に抜かれて非常に気分になっていたが、表には出さず、冷静に事実を話した。

 何はともあれ相羽リグでボーズ逃れ、というところだが反応は鈍い。
 バスはよく見られ、アユらしきベートフィッシュの群れの様子を窺っている。
 バスの意識は魚に向いているということだろう。
 しばらくすると、近くに居る度々見かけるルアーマンがナイスサイズのバスを掛けていた。
 どんなベイトで釣ったのか興味があったので、朕はランディング役を買って出た。
 ヒットルアーはプロップの付いたシンキングのスティックベイト。
 いかにしてここに至ったかの話をしているうちに、ブログをやっている人ではないか、と尋ねられる。そうだ、と答えたところ、是非三輪氏を見てみたいとのこと。
 やけに事情に詳しいなと思ったら、彼は毛遂の知り合いであり、その名を趙勝ちょうしょうといった。
 穿った話の出来る人物であり、ゴルドー先生を知っているということで、朕は大いに感銘を受けた。

 青年が魚を掛けているのが見える。
 ナマズさんが取り込みを手伝っており、見れば45前後というでっぷりとしたマーのような、マンボのような魚体。
 とあるブレークを通る魚の動きを見て閃いたとのことで、今日4匹目だとのこと。
 バスの動きはベートフィッシュの動きと連動しているかのようだったが、食ってきたのは蝦イミテートのルアーであったという。
 蝦イミテートでも釣れるなら、蝦そのものである相羽リグが釣れないはずは無い。と、しつこく相羽リグを通し、打ち込むポイントを変えながらキャストを続けていたところ、ようやくストライクを得ることが出来た。
 しかし、蝦でも釣れないことはないという程度の感触で、好反応を示すのはストレートワームの速引きであった。
 そして、反応が良いからといってバイトしてくることは無く、その後キャッチし続けていたのはブレークを攻めていた青年だった。
 この青年、てっきり長州の後輩に当るセイガクかと思っていたが、れっきとした社会人で、名を伊尹いいん といった。
 合間合間に蔡沢もナイスサイズばかりをキャッチしており、ルアーはなかなか好調に釣れていた。
 やがて、夕刻近付く頃、ベイトのスクールが遠のき、バスの反応も鈍っていく。

 夕刻に入り、顔見知りたちは撤退。
 相羽リグが出来ず、ルアーでは釣れていない朕は、彼らを伝説式の礼で送り出すことも忘れ苦悶していたが、遂に、にわかにボイルが発生する。
 スプリットショットリグを解き、表層系のベイトに替えてキャストしてみたところ、フェイキードッグにストライク。ところが足元まで寄せてフックアウト。見れば、フロントフックが捥げていた。
 「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!
 独り、伝説アナザーギレし、日没と共に蝦採りに移行。

 何者かに抜かれた数以上を目標に奮闘し、納得いく数が採れる。
 伝説人、未満人たちの僻みやっかみを大いに買うだけの釣果を得てやろうではないか、と明日を楽しみにしての撤退となった。

 ※マー語



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北面の君子

 3月25日。

 好天の土曜日だった昨日、登戸は伝説三輪氏のベイトで溢れていたという。
 賑やかな週末の釣り場に新川節が聴こえないというのは物足りなく感じるが、金もあるし女もいる勝ち組修羅多摩川に飽きてしまった以上仕方がないことなのかもしれない。
 しかし、川辺の民は久しく伝説の降臨を待ち望んでいることも忘れてはならない。
 そんな伝説の地で釣り廃人たちはそれぞれに釣果を出しており、公孫戍はパドチューで6匹、セニョールはジャークベートで2匹のスモールマウスをキャッチしたとのこと。
 これらの報を受けた朕は、伝説が在野していた時代を懐かしみ「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ」と、皮肉と称した泣きの言葉を返してやった。

 迎えた日曜日。
 日中は釣り座の確保もままならない人出が予測されること、朕自身、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気に冒されていたため、昼寝をして17時を過ぎてからの出発となった。
 前日までは、五本松対岸に入り、光量が落ちる頃に徘徊するナマズが見えるか確認しに行こうと考えていたが、既に水中を覗くには厳しい光量になっていた。
 ということで、この日は君子の夏侯章にお目通りすることと、蝦採りをして相羽リグに備えることを目的とした。

 韓流ポイント。
 主君の夏侯章と従者の公孫戍はケーポップに居た。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!
 滞りなく伝説式の礼を済ませ、今日の様子を聞いたところ、公孫戍がドッグXで1匹キャッチできたとのこと。
 更に証拠となる写真は撮れなかったというので「みんな公孫さんは上手い上手いっていうけどよお、あの人本当に上手えかあ?」と、伝説三輪式で僻むこともできた。

 さて、不在の修羅に代わって泣くことができたので、蝦が出てくるまでルアー釣りでもしようとしていたところ、度々会う青年が現れる。
 先日、相羽リグがルアーに釣り負けたこととその理由について語りながらキャスト。
 風向きは安定せず、特に兆候めいたものも見えない。
 本当は魚は居て、ルアーには反応しないだけなのかもしれない。
 ルアーでは反応を得られないまま、青年が撤退したのを機に蝦採りに向かう。

 この日は調子よく蝦が採れ、限られた範囲内で十分な数を確保できた。これで次回釣行時は日中を相羽リグで通せるだろう。
 安堵を得た後、再びルアーフィッシングに戻る。
 水面には生き物の活動を示す波紋が見られ、ウルティモペケニシモのバスと思われるバスのバイトも何度かあった。
 「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」という展開の中で、朕はペケニシモをスティッコーでキャッチ。
 連続ノーフィッシュを免れる。
 20時を過ぎ、そろそろ僕たちは今恋をしているコンビニへ行こうかなどと話し合っている頃、公孫戍のラインが死亡。
 やはり、スピニングリールはステラでなければならないのか、いや、それはハンドルのがたつきに起因する振動が気になってどうにもならなくなる時だ、そもそもリールは金に困った時、質草に出来るぐらいのものでなければならない…などなど、伝説三輪氏の遺した問題提起を楽しんでいるところに夏侯章が戻ってきて撤退を促す。
 帰る前にちょっとだけ、ということで夏侯章のタックルを借り受けた公孫戍がキャストしたところ、あたるだけで乗らなかったスペルペケニシモを遂にフッキングに至らしめるのであった。
 体調は戻ったものの、陰陽の調和が乱れたまま戻らない夏侯章。それでも礼に欠くところは無く「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお」と、伝説三輪式負け惜しみを言うことは忘れず、君子としての威厳を示すのだった。

 かくして、僕たちは今恋をしているコンビニへ。
 ゾッド将軍の疾駆を待ちながら寛いでいたところ、降臨跡上流にナマズを狙いに行っていた侯嬴こうえいよりメール着信あり。
 11センチのレイダウンミノーでスモールマウスをキャッチしたとのこと。
 ナマズ狙いのードであるとはいえ、なかなかのサイズ。
 本気でバスを狙いながらペケニシモしか釣れなかった朕と公孫戍は「突き落としてやろうか」と、怒りの涙目で返信した。

 ※マー語




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ボーガレット、疑惑の用賀

 3月23日。

 昨晩、ワークに出ていた釣り廃人侯嬴こうえいが二匹のナマズをキャッチしていた。
 ライトリグの使用がメインとなるスモールマウス狙いより、巻いての釣りとなるナマズ狙いの方がやっていて心地が良い。朕も早くその機会を得たいと思っていたが、釣行日当日の風予報は北東。
 風が下流側に向かうのなら韓流ポイントだろう、ということで、やや遅めの韓流ポイント入り。

 手マンポイントにはナマズさんと蔡沢。
 現地に吹く風は予報とは逆の南、及び南東からの風。
 いつもヤフー天気予報を見ているが、風予報はまったく当てにならない。それでも降臨跡が工事中の間はこちらで良いだろう、と韓流ポイントに腰を据えてみることにする。
 やや白濁りの入った水。
 良い濁りの状態とはいえないが、水温上昇傾向の流れにあり、透明度もそれなりにある。
 離れたところから魚を寄せるには厳しいだろうが、近くに魚が居るのなら問題なかろうということで、朕とナマズさんは相羽リグをキャスト。
 ところが、流れの変わる深み、角、カバー直上、ブレークラインと打ってみても反応を得られない。
 ブレークラインで一度蝦が逃避行動を取った感触を得るが、バスに怯えてのことかどうかは定かでない。
 蝦が届く範囲にバスは居ないのか。
 そんな時、沖目からブレークラインを通過するようにアンダーショットリグを引いていた蔡沢がストライクを得ていた。
 ゆっくりとボトムを引いてくるのではなく、スイミングで広範囲を探っていた際のヒットだったという。
 ライブベートがルアーに釣り負けようとは…。
 相羽リグが届く範囲にバスは寄っていないという見方も出来るが、いずれ寄って来るはず、と相羽リグの力を信じる朕はその後も相羽リグを続けた。

 李立が現れる。
 「何だ、釣れてねえのか。だらしがねえなあ」「オレだってちゃんとやってるよ!」伝説三輪式は欠かさない。
 ルアーにも相羽リグにも反応が無いまま夕刻に入り、ナマズさんが撤退。
 17時を過ぎ、光量も落ちてくる。
 依然、手マンポイントは反応が無いままである。
 ここで李立が降臨跡への移動を提案。
 南風が続き、工事も終わっている。
 今こそ三輪氏に無いと罵られていた冒険心探求心とやらを出すべき時だろう、ということで一同は降臨跡へと移動した。

 降臨跡に吹く風は水面を少しざわつかせる程度で、波立たせるほどではなかった。時に波立つこともあったが、ジャークベートやリップレスクランクで豪快にいけるほどのものではなく、かといってボトムをスローにやれば良いというようにも感じられなかった。
 ルアーをどうこうするよりも、餌を求めて徘徊する個体にベイトを遭遇させることだ。
 馬の背周りの変化はそんなバスの通る場所。そこにベイトを送り込むことがここでは第一だ。
 と、ワンダーをキャストしていたところ、何かが食いついてきて、ジャンプによってバスだと判明。
 蔡沢がランディングのフォローに、とネットを取ろうと構えていたところフックアウト。
 当然「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」である。
 完全な日没となり、蔡沢は撤退。
 「何だ、もう諦めるのか。おめえには根性が無え
 自分より根性のある人に対してこの種の唾を吐きかけるのが、伝説式に於ける最上の礼である。
 波気は弱くても、暗がりがカバーの役割を果たすだろう。
 いよいよ表層が有力になって来る時、と伝説三輪氏にはまるで無かった根性を出し続けていたところ、李立がストライクを得ていた。
 42、3センチというナイスサイズ。
 しかし、ヒットルアーは伝説アナザー氏がひとかたならぬこだわりを持っていた9センチミノーである。
 こんなことでは伝説人の不興を買ってしまうのではないか、と恐れた。
 その後、馬の背周りでの反応はまったく得られず、次の展開があるようにも感じられなかったので納竿とした。

 帰り際、追放者が通りに向かって行くのが見えた。
 いかに姿を隠そうとも自前のカバーが無いために、かつてのベイトの前に身を晒してしまうことは避けられない。
 オペラ座で起こった大人同士の心の戦いは、勝者が去り、敗者が残るという結果となった。
 猫肉骨粉問題は今後どのような展開を見せるのか、相変わらず目が離せない。







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修羅の弁え

 3月20日。

 寒さが戻る。
 予報には終日北東の風と出ている。
 ならばポイントはこちらで間違いない、ということで韓流ポイント入り。

 現地入りしてみると風は南東から吹いている。またしても天気予報に騙された。しかし、水門工事が行われている間はこちらで良いだろう。
 蝦は昨晩たんまり仕込んでいたので、存分に相羽リグができる。
 とりあえずルアーからやってみるが、まったく反応を得られず。そこへ、先日会った青年がやって来る。
 この青年、バスの釣り方は知っていてもまだルアー、メソッドという地点から抜け出せていないが、知らないことは知らないと言える聡明さを持っているので、自分はデキる気になっている下手くそたちと違って、話していて気分が良い。
 ルアー、ライブベート、霞水系の話などをしているうちに、相羽リグの創始者、李立が現れる。
 青年と李立はルアーをキャストし続け、まったく反応を得られずにいたが、相羽リグは絶好調。
 40クラスが混じり、全て30以上というサイズで11匹キャッチ。

 17時になり、青年は撤退。
 やがて李立も「寒いじゃねえか!」と、伝説三輪ギレしての撤退。
 光量が落ちては相羽リグも力を失うので、日没後はルアーフィッシングに集中。
 表層に反応が無いので、蝦か?と思いファットアルバートイモをスプリットショットリグで引いてきたところウルティモペケニシモがヒット。
 相羽リグの平均サイズを遥かに下回るサイズに、ルアーを続けるのが嫌になってしまった。
 しかし「多摩川二回連続ボーズ無し!」の伝説式自慢を決めることができたので良しとする。

 この日も中野島エリアに入っていた公孫戍より、釣果写真が送られてくる。
 ルアーのみで40クラスを含む16匹のスモールマウスをキャッチできたとのこと。
 数でも内容でも負けた気がした朕は、伝説三輪氏のような涙目になり「オレはおめえと違ってガチじゃねえからよお」と、勝手に勝負を設定し、勝手に敗れていった修羅の言葉を返信してやった。






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プロフィール

dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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