恵まれし子らの愕怨

 6月29日。

 昨晩の結果から、やはり確実な釣果を得るのならナマズを狙うべきだと判断した朕は、再びビッグベイトタックルを組み、多摩川へ向かう。李立もナマズ狙いの意向に同意。
 秦明は、昨晩飲めなかったので、今日は昼から一人で酒浸りの反省会をするという。
 武松はカースティング品川店にステラを取りに行く日だとのことで、ついでにぢょんおっちゃんのリクエストにより、再びドブへ行くこととなった。これに施恩も加わり、多摩川鉄のナマ師たちは、ナマズ班とドブ班に分かれワークを行うこととなった。

 昼過ぎには雨が降り出し、ナマズ釣果は確実という雲行き。
 増水に伴い、ワンド内には多くの生き物が逃げ込み、ナマズの餌場が出来上がる。
 フィッシュイーターをルアーで釣るために必要なことは何か、を熟知する朕である。タックルセッティングに迷いは無い。
 準備を済ませ、夕刻に登戸入り。

 現地には張横の姿があった。
 張横に先日河口湖でキャッチしたという57センチ、ラージマウスの写真を見せてもらった。
 ライブベイトでの釣果だという。

 ライブベイトでの釣果と聞いて、一部のルアーマンは軽蔑するかもしれない。しかし、はっきり言っておく。
 確かにエサを使えば簡単に釣れるが、どういうエサがデカバスにアピールするかについて知り、どういう場所にデカバスが潜むかといった知識がなければ、エサを使ったところでデカバスを釣ることはできないし、そういうルアーマンはルアーでもまともにバスを釣ることが出来ていないだろう。
 デカバスを狙って釣りたいのであれば、ライブベイトもまたひとつの手法である。
 しつこく述べていることだが、ルアーやメソッドといった話は魚が見えてきてからのことであって、釣るための最重要事項ではないのだ。

 今週も河口湖へ行くという張横に別れを告げ、朕は第一ワンドを目指した。
 携帯キャメラがまたイカれやしないか、と不安になる雨混じりの天候だが、釣るに当たっての状況は万全といえるもの。
 ワンドからは、テトラ帯で20クラスのスモールマウスをキャッチしている下野さんの姿が見えた。
 ナマズにはまだ早いかと思われる頃、巨ゴイがフラットラップにバイト。ルアーを壊される。
  光量が落ちてからはロイヤルフラッシュで、尻尾を鵜にでも食われてしまったようなナマズをキャッチ。尾びれがあれば70は超えていたろうに…。

 第二ワンドに移ってからは「釣れましたか?」「アタリはあるよ」状態に悩まされはしたが、順調に反応を得ることができた。
 ここでは朕が1本。
 李立が3本キャッチし、ナマズゲームは成功といえる結果を得る。

 一方、さすがにもう無理だろうと思われていたドブシーバスはというと、多摩川河口から程近いポイントが、増水の恩恵を被ったのか、武松、ぢょん、施恩、全員がセイゴからスズキまでキャッチ。
 ぢょんはキビレまでキャッチしていた。
 おっちゃんのドブという選択は、天候による多摩川筋の影響を予見してのものだったのか、野獣的勘によるものなのかは不明だが、ドブ組も成功を収めていたのだった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング シーバスフィッシング

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野獣死す

シーバスは武松氏と施恩に任せてワシはキビレのみをジグで狙っていたんや!(・ω・)ノ

Re: 野獣死す

これは珍しい。

じゃあ、シーはゲードか…。
しかし、これこそがおっちゃんの持ち味!
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dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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