亜爾然丁探索旅

 6月21日。

 昨晩、武松、おっちゃんぢょん、李立がドブに行っていた。
 結果は上々。大成功のゲーム内容だったといってもいい。

 仲間の成功に大いに刺激され、次は朕が!と、電車での小田原行きも慣れたもの。
 潮回りは悪く、釣果的な期待は禁物というタイミングではあるが、アルゼンチンキッドをどうしても見たくて、楽和と休日が合うこの日、ASRS846S/SNOOKを抱えて電車に乗り込んだ。

 行きの車中、釣具を持った、色黒で長身のしゃくれた青年を見たので、アルゼンチンキッドとは神奈川県人なのか?と、楽和に確認を取ってみたところ、キッドとは文字通り小僧なのだという…残念。

 例によってマニラ食堂で合流。
 獣姦道の誘惑を蹴り、投命道を進み、沼津に着く頃には昼時も近い。
 飯屋に入る前に寄った、静岡のアタックファイブ的釣具店、イシグロにはレアリスシリーズが充実。商品棚にはモニターまで添えられ、ミスター・シュリンプがプローモーションしていた。
 さすがはデュオのお膝元といったところである。
 これからジギングをしにいくというのに、八幡山のカースティングや玉屋には置いてないレアリスの色々を買い、散財。
 昼食はアルゼンチンサーフから近いラーメン屋。
 柏木さんの言葉通り「あわてるこたぁないよ」 という心境。
 但し、ここのラーメン屋はマンガ点数もそこそこにあるが、朕好みのタイトルがひとつもないというのが泣き所であった。

 アルゼンチンサーフ。
 前回朕が撮影した番小屋には、あの時嬰児の死体がお隠れになっていたようである。
 今回もそんな素敵なイベントが密かに発生していることを願いつつ、空を見ればジャイロキャプテン…朕が小学生の頃ハートを抉られた『マッドマックス2』を思い出す光景だった。当然、吹き替えはジョニー大倉だ。
 何はともあれ、本来の目的、ショアジギングの開始である。
 小潮というタイミングであり、水面からも「これは!?」というほどのものは感じられなかったが、少しでも変化の現れているところや、ベイトの群れが見える周辺にジグを通してきたところ、朕も楽和もワカシを一本ずつキャッチできた。
 朕にとってはうざいぐらいにどうでもいいことに感じられていることだが、娑婆ではサッカーのイベントで盛り上がっているようだ。
 とうわけで、キャプテンツバスなどといって笑っていた。
 ツバス君ときたらイサキ君か、というところだが、アルゼンチンサーフでこれ以上の進展は無く、アルゼンチンキッドも現れず。
 キッドが現れないのなら、これ以上、このサーフで粘ることに意味は無い。
 ストラクチャーの表情豊かな、狩野川放水路ワンドに向かうことにする。

 移動の道中、楽和より湘南サーフに現れる、個性豊かな面々についてが語られる。
 うんちくたれの中古ルアー好き“フェンウィック”と、まるでマーさんのようなキャラクターの“パーやん”。特にパーやんのエピソードには惹かれるものがあり、朕はこころの中に重用を決めた。

 ワンド到着。
 ワンドには適度な風が当たり、一見チャンスがありそうな雰囲気であったが、水際に立ってよく見てみれば、水は澱んでいた。
 方水路の流れが止まり、潮の循環も無く、湾内の水が力を失っているかのようだ。
 大型のボラは群れているが、ベイトとなるような小魚は見えない。
 一応、ジグをしゃくってみるが、経験上の感覚から、このエリアで粘ることの無意味さを悟り移動。

 潮の良いエリアを目指し、湾口となる部分を求め伊豆半島へ入り込んでいくが、微妙に都心の近い田舎の世知辛さよ…一級ポイントと目される場所は拝金主義に毒されまくっていて、我々の気力を大いに萎えさせた。

 結局、水が生きていて、自由にアクセスできるエリアはというと沼津港周辺だけという結論を得る。
 かくして沼津へ戻り、狩野川河口も近いことだし、聖地でシーバスを狙って果てようということになった。

 沼津港は良くも悪くも観光地化が進み、全面にオプティカルパワーを凝縮したブラストを眼から照射したくなるような光景が広がるが、ゆとりの駐車スペースと水道があり利便性が高かった。
 今後は、日中アルゼンチンサーフや放水路ワンドの様子を見つつ、陽が落ちてきたら狩野川でシーバスを狙うというルーティンワークが良いだろう。

 狩野川河口部。
 駐車場から想像以上にポイントは近く、浸かりをしなくてもポイント攻略可能な作りになっていた。ヘボ脱出初年にここを訪れたことがあったが、あの頃とはだいぶ地形が違っている。
 また、当時の朕と今の朕では天と地ほどにスキルが違う。見るべきものがかなり見えるようになっているし、道具も大幅にグレードアップされている。
 ベートフィッシュもここでは濃厚だった。
 レッドペッパーを追う謎の魚種のチェイスも見られた。
 やがて光量落ちる頃、浸かりのアングラーがやってきて、この一帯を打っていいかと尋ねられる。
 我々もインフォメーションが欲しいので快諾。
 このアングラー、地元ではないが度々ここを訪れるという。強いストラクチャーは、ブレイクとシャローフラットと本流筋の絡むこの一帯だとのこと。我々の見立てが間違いでなかったと知り、安堵。
 このストラクチャー、タイダルやログサーフでもボトムを叩くスポットがあり、そのような場面では“パーやん引き”が大いに役に立った。
 しかし、潮回りの影響だろう。
 結局ここにシーがやってくることはなかった。
 遂に諦めの境地へ。

 アルゼンチンキッドには見えず、釣果は通りすがりのツバスだけ。しかし、収穫はいろいろとあり、充実した一日となった。

 同日、ドブへ行っていた多摩川軍団はというと…
 やはりこちらも状況は厳しかったようで、なんちゃってチヌタックルで餌釣りをしていたおっちゃんぢょんがフッコを釣った以外は小型がぱらぱらと釣れて終わったようだ。
 こちらも釣果自体は冴えなかったが、本職はシーバスであったグランドマスター秦明の参加により、ドブ攻略の含蓄が一層深いものになっている。
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テーマ : お仕事奮闘記
ジャンル : 就職・お仕事

tag : ルアーフィッシング シーバスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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