青蓮華に奉げた日

 3月9日。

 小潮ではあるが、干満の曲線を見れば、可能性はあるように思われた。
 気候的に上向いているようにも感じられなかったので、釣れるか釣れぬかわからぬナマズを狙うより、メバルを狙った方が確率が高い。
 ついでにシーバスの様子をチェックしておきたい。
 今では武松が車を持っているので、川崎港湾エリア行きが昨晩のうちに決定。

 かくして、多摩川ナマ師たちが、にわかにソルトアングラーとなり出発。

 道中は、解脱へ向かうマントラに聴き入り、ステージを上げることに努める。
 武松は当時、サリン車両に危うく乗るところだったという。そのとき受けたイニシエーションが今甦ったのか、ワールドシャウラを購入していた。
 滞りなく修行がすすんでいるようだ。
 村井国師の美声と共に車は進む。

 現地到着。
 到着時、光量が十分にあった為、ストラクチャーとディープを意識したメバル狙いから始める。
 扇島は一帯全てが人の手によって造られたものだから、ストラクチャーという表現が正しいのか微妙なところではあるが、何はともあれ上から丸見えのシャローを打つよりも、地上からの視界が利かないディープを打つほうが確率を高められるだろう。
 小型メタルジグ、アイスジグで大雑把な探りを入れていく。狙って釣るというよりも、事故遭遇の確率を増やそうという考えだ。
 光量が落ち、上げ潮によってシャローに魚が入ってくる時間帯が勝負だと決めている。
 風は弱く、釣りはし易かったが、しばらく良い兆候が現れず、この潮回りと人工環境では厳しいのか、と李立と言い合っていたところ、武松の助けを求める声が聞こえる。
 前回までとは違い、今回はシーバスが入ってくるかもしれないということが予測されていたため、ラバーネット仕立ての磯ダモを用意していた。
 邪魔になるかと思ったが、今回はこれが役に立った。
 盥状の底の浅いネットでは魚を掬うのに苦戦。
 シーバスタックルなら抜き上げだが、メバルセッティングのタックルではこのサイズでも慎重になるというもの。
 何はともあれ、武松、シーバスをキャッチ。
 このサイズのシーバスが入ってくれば、捕食対象となってしまうメバルは厳しいか。
 メバルは諦めるべきなのか、と思い始めていた頃、李立がメバルをキャッチ。
 しかし、後が続かない。
 シーバスが入ってきたためか、別の要因か、はっきりとした原因を考えるのは後回しにして、こんなところにシーバスが回ってくるのなら、旧ホームのドブワンドにも来ているかもしれない。
 シーバスが来ているとわかれば、シーバスを狙いたくなるのが心理というもの。
 シーバス狙いにシフトチェンジ。

 この決断が吉と出た。
 機はほんの一瞬だったが、朕が一本、李立が二本の30~40クラスをキャッチし、武松が木っ端セイゴを一匹追加。
 
 結局、全員が釣果を得、満足のいく内容となった。
 これこそワークの結果というものであろう。

 帰路、リンガーハットで「とくセット」なるものを注文したが、少量過ぎる麺と米に「どこが得なんだ!?」と、こんな人をナメたメニューを企画したやつ、許可したやつをポアしたい気分になった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング シーバスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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