達人登場

 2月28日。

 昨日、李立が任ぜられた検証作業の結果を提出。レンジバイブで釣果を得る。

 音の効果の実際も気にはなるが、釣果を得たければ、まずは障害物にぶつかった後のレンジキープ力を第一に考えるのが正解のようだ。
 アナキンの力に畏怖するオビワンの気持ちを、またしても味わう朕であった。

 この日は温暖だということもあり、金属デのカースティングリールも快適に使えるだろう、ということでキャスタウェイ/ミディアムキャスティングにカルカッタ200を載せ、現地に向かった。
 カルカッタならギヤ比が低く、よりスローにボトムレンジを巻いてこれる。

 タイドグラフも見ずに現地入り。
 中潮、大潮であればポイントを見誤らない限り、いずれ何かしらの兆候が現れる。特に、中潮であれば、ど真ん中を当てられなくても釣果を得られる可能性が高まる。
 中潮であればいいや、ぐらいの感覚でキャスト開始。

 李立も到着し、先日論じ合ったリップレスクランクのいろいろを試す。
 また、李立が言うには時合はまだ先で、今日は大潮だとのこと。
 このポイントの確かさは検証済みだが、大潮となればちょっとしたズレが命取りになる。
 幸いこのエリア自体狭いので、手数でどうにかなるかもしれない。

 と、上流側に居たフライマンがこちらにやってきて挨拶をする。
 見覚えのある人物だった。
 朕はあわてて身をこごめいう。
 「あなたは張淑夜どのではありませんか」
 「その通りですが、なぜご存知で?」
 朕は続けていう。
 「ふつつかながら、このわたくし、はるか遠くバスバブル期の頃よりこの世界に身を投じ、歴史を見てきた者。あなたのご高名はかねてよりこの仙境にも轟いておりました」
 張淑夜は納得したようだ。
 
 さて、この張淑夜とはいかなる人物であるか。
 それについてはここをクリックしていただきたい。
 気取らない、一般アングラー目線で語る達人…以前からそういう印象があったので、このような人物と知己を得たのは、朕のフィッシングキャリアに於いて大いなる喜びとなった。
 初対面ではあるが、こちらはよく知る人物。
 バブル期に生まれた李立も、顔は知らなくともブログを通じてその存在は知っていたようだ。

 何はともあれ、多摩川の現況について話し合う。
 達人は最近本気でナマズを狙い始め、フライで追っているのだという。フライでナマズを狙うのは無謀な気もしたが、さすがは達人という釣果を得ていた。
 マルタについてのより詳細な情報をかたじけのうし、実釣を交えながら、我々は鉄のナマ師鋼の軌跡を披瀝。
 我々の話す内容は、達人を相手にしても恥じることのない裏打ちのあるもの。
 張淑夜は未知のもの対して貪欲であり、おごることなく市井のアングラーの話に耳を傾けている。このような姿勢こそが、達人を達人たらしめているのだ、と大いに感じ入った。
 そして張淑夜は、そこまでやり込んでいるならJGFA、IGFAの記録を狙ってみてはどうか、と提案。
 多摩川でナマズを狙うなら十分可能性はあるとのこと。
 朕は娑婆との関わりを避け、己の道を邁進できていれば十分だが、これからがある李立は将来の足掛かりとして、こういう機会を活かした方がいいかもしれない。
 
 朕はナマズを求めてここへ来たわけだが、著名な達人と同じ舞台で会話ができたことで、収穫を得られたという満足感があった。
 しかし、李立の示した時合も迫っている。
 そして張淑夜もまた、達人である前に一人のアングラーであった。
 かくして三者三様にナマズを求めることとなった。

 結局、朕と李立は同じポイントを狙うことになってしまった。
 朕は風を追い、李立は流れの変化を追った結果である。 

 どちらのアングルが正しかったのかは不明だが、ベストと思われるスポットは当たっていて、朕は久々のホーム釣果を一本。李立は二本のナマズを得る。
 先ほどから、達人相手に、釈迦に説法のごとき振る舞いをしてきた無礼に恥じることのない結果を見せることができた。
 また、バスバブル期の芳香、エイリアンペンチでルアーを外すという快楽を味わい、キャスタウェイのロッドに入魂することもできた。

 先日、鉄のナマ師たちを揺さぶったリップレスクランクの決定打的要素についてだが、この日のフィールドコンデションは、また違った決定打を求めていた。
 今回はトレースするレンジより、ナマズが入ってくるスポットにベイトを入れることがストライクを得るための第一条件であった。

 この日、武松は早めに娑婆から逃れられるという報あり。
 朕も李立も、達人に会えたことと、釣果を狙い通りに得られたという喜びに満たされ納竿。
 達人と再びの合流を約束した後、武松と合流。

 武松に導かれた先はカースティング八王子店。
 あまりのルアーの充実振りに驚愕。
 ガンフィッシュ135やビーフリーズ78FやSP、リッジ90Fが豊富に置いてあるが、手持ちの円天が決定的に足りてない。
 手持ちの円天でスピンソニックと、達人オススメのバックススプーンを買い、リッジ90Fは武松に立て替えていただく。

 予想以上の収穫があったこの日。
 今回もまた遠征で受けたダメージを多摩川で回復、ということになった。

 ※ヘボオヤジ語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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