メーンエベント前日

 2月23日。

 こころに娑婆の毒気が溜まり、カースティング八幡山店に逃れた時、武松からメールが送られてきた。
 李立と共に、昨晩は発勁へメバル釣り、そしてこの日は何と高滝湖に行っているとのこと。

 メバルは潮回りの影響か、匹サイズの出入りは見られず、粒サイズの激釣り。ラージの方は本湖ディープでジギングスプーンをしていた者のみが釣れていたという完全な冬パターン。と、タフなフィッシングトレイルだったようだ。

 2月24日。

 ショアジギング前日。
 “前に釣れた場所”の謎は解けた。
 ようやく朕も、あとは魚釣りをするだけの地点に辿り着けた。
 ハジメさんなら「あとはアナタが釣るだけです」という状態だ。
 気候も和らいできたこともあり、キャスタウェイ・キャスティングロッドにエクスセンスDCを載せ、釣りの醍醐味も堪能しようという構えで臨んだ。
 このところ、滞りなく釣りに行けてはいたが、常に眠気がつきまとい、消化不良気味でもあった為、翌日を気にせず目いっぱい釣りの出来る日を心待ちにしていた。
 翌日には、今月のメーンエベントである芒碭山巡幸が控えている。
 
 こちらの思惑通りの展開なるとは考えにくいが、存分に釣りの出来る時間の到来である。
 緩やかに温暖に向かっていく気候に「今日はイケるか」とタイドグラフを見ると長潮だった。
 結局ダメかもしれない、と思ったが、東京ドーム張り手を食らうのも嫌なので、温和な気候を恃みに出発。

 現地に入れば、早くもマルタ狙いかと思われるルアーマンが数名。
 多摩川、春の風物詩、マルタゲーム(ゲーム性は低いが)を待ち望む者は意外にも多い。
 スモールマウス、シー、ナマズ、メバル、釣堀マスと東京近郊にこの時期熱いターゲットがいるにもかかわらず、あえてどうでもいいようなコイ科を狙いたくなるのは何故か。
 朕は、この時期のマルタこそ、市場で使われる戦略的なものではなく、本当の意味での“期間限定”のものだからだと思っている。
 そして、多摩川でビッグフィッシュを二桁も狙って釣ることが出来る機会といえば、早春の遡上マルタぐらいしかない。

 当然、我々もマルタの遡上を意識しながらキャストをするが、狙いはあくまでナマズ。
 魚種不明の生命反応はそこそこにあり、ほとんどはコイだろうが、ナマズと判断される反応が出たり、掛けてからバラすということもあった。
 反応は出てもフッキングが決まらないのは潮回りの影響と見ていいだろう。
 これを腕のせいにするのは早計である。
 朕も李立もタックルバランスについては最善を意識して組んでいる。使うベイトも吟味を尽くし、腕に頼らずとも釣れるものを使用しているのだから。
 結局、“腕”の要素は、全ての好条件が揃った時、初めて活かされるということが、長年の研鑽によって明らかになっている。

 またしてもホームでの釣りを失敗に終え、帰りを意識し始めた頃、先日のトレイルの疲れからこの日を休養に当てていた、武松合流。
 ヒロ内藤先生の『ジ・アンサー』をかたじけのうし、回生への道を一層磐石なものとした。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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