サム・ヘキンハー

 ワイルドハンチ…。
 ラストのスローモーションが印象的なあの映画ではない。
 以前、花栄が、これだけは買っておいた方がいいと言っていたクランクベートである。
 数年ぶりに日本円生活に戻り、結婚とか家族とかといったものとは無縁になった今、行こうと思えば行けるようになった霞水系。
 また、稼いだ銭はすべて釣り関係に注ぐと決めている。
 であるならば買わなければならないだろう。
 朕が選んだのはオリジナルのノンラトルモデル。
 カースティング八幡山店で見つけ、レジに持っていこうとしたところ、店長に出くわし驚かれる。
 「え、シーバスにクランクですか?」
 どうやら朕はソルトウォーターアングラーだと思われていた節がある。そりゃそうだろう「動きの良い大型のフローティングミノーは無いのか」と、うるさかったからな…。
 外れちゃいないが、ルアー何でも屋以前に朕はバサーである。他の対象魚についてはゲームフィッシングを続けていくうちに派生してきたものに過ぎない。
 会ったついでにこれからやろうとしているショアジギングに備えて、スピニングリールの商品説明を受けることにした。
 リールはシマノ派の朕であるが、マグシールドに興を覚えたことと、あの秦明がスピニングはダイワ派だ、と言っていたためだ。
 ソルティガは間違いなく良いだろうが、そんな金があったら朕はステラを買うだろう。二~三万クラスの中級機でマグシールド、3500番台というスピニングリールがあった。
 購入はTOURNY TRAIL到着以降、と心に留め置く。
 霞水系、富士五湖でのバスフィッシング、ショアジギングといった遠征。多摩川遡上マルタ、下流域シーバス…備えておかなければならない道具は、陸っぱりの釣りだけでもまだまだある。
 散財はまだまだ終わらない。

 1月31日。

 武松と李立はこの夜、メバルを狙いに行くという。 
 温暖な冬の日二日目。
 きっといい釣りが出来るだろう。
 合流したくはあったが、朕は翌日早くから娑婆の毒気に当てられなければならない。
 コウちゃんのように「釣りをするにもカネが要るからよォ」という感じだ。
 今回は発勁遠征を見送り、ガイド交換によってゴキゲンになったPZX664でビッグフィッシュを、と、単騎せんずり地蔵へ向かった。

 流れと風の関係、カバー要素、陽気の影響…流域を取り巻く環境は常に意識し、推測し、ベストと思えるベイトを選択する。

 最終的にリッピンラップが勝負ベイトとなる。
 遠投が利き、流れの中でしっかり泳ぎ、上々のトリガー性能を持つ、最近のお気に入りだ。
 ボトムレンジの攻めは、度々フックが沈んだゴミを拾ってくるのが厄介だが、めげずにキャストを続けていたところバイトの感触を得る。
 ロッドパワーがあり、使用ラインも細い番手ながらトライリーンなので、慌てず騒がず寄せてきたが、途中でフックアウト。間違いなくナマズの感触だった。
 刺さりが甘かったか。
 このベイトは見切られてしまったかもしれない。
 同じく、冬の高確率のベイト、レンジバイブに結び替えキープキャスティング。
 やがて迎える日没。
 積み重なるホームでのノーフィッシュ…。

 一方、発勁に行っていた李立と武松はというと…

 先週の李立に引き続き、武松がシーバスをキャッチ。
 90はあろうかというスズキである。
 今回もメバル狙いのードであったが、メバル釣果の印象は容易に掻き消されてしまうインパクトである。

 ※マー語、外道の意
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング シーバスフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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