親征の失敗

 1月12日。

 スパルタ釣行三日目。
 引き続き、李立、武松と共に、地獄と極楽が隣り合わせのフィッシングトレイル。

 今回は日中のメバルを視覚のトリックを用いて狙おうというもの。
 向かうは前回、メッキ回遊という偶然によって難を逃れた小田原は早川港。
 季節が進み、港内にもメバルが入ってきているのではないかと思われたので、再び挑んでみようという気になった次第。
 この修習と真理の実践の積み重ねぶりは、かのサマナをも凌ぐのではないかと思われるほどだ。

 新松田へ向かう道々、釣りに関することどもについて語らいながら過ごすが、まったく飽くことが無い。
 ターザン山本が遺した言葉を流用するならば“ゲームフィッシングについて考えることは喜びである”というところだ。

 マニラ食堂到着。
 楽和との合流は約一ヶ月ぶりだが、朕もだいぶん身動きが取れるようになってきたので、今後はこのような機会もおのずと増えてくるだろう。
 まずはタックルベリーで散財し、直後昼食。
 前回、海岸沿いの海産物が売りの店がことごとく観光客をナメくさったボッタクリ根性丸出しの浅ましい店ばかりだということを学んだので、もう食事で時間を無駄に浪費するという愚は犯さずに済んだ。
 
 いい流れだ、と思いきや市内渋滞。
 バサーなら「はっ」とする曲名の『ジターバグ』などを聞きながら過ごしていたが、やがてエルレガーデンでは刺激が足りなくなってくる。
 すると楽和が「こんなのどう?」と、一枚のDVDを取り出す。
 パッケージが目に入った瞬間爆笑。
 「ぶわーっはっはっは!スピナーベイトマッシブだってよ!…いや、マジックだ」と、即座にイラっと来る。
 マッシブなら笑いだが、こやつのごとき捏王がマジックを謳うなどおこがましい、というわけである。
 シャレのつもりで再生したDVDだが、当たり前のことを針小棒大に、かつ、さも自分が編み出したオリジナルのように気取った口調で喋る様に、皆イラっとしている様子。
 オリジナルにせよ、ジュニアにせよ、人をイラっとさせる才能は天才的といってもいい。
 本編内の魚もきっとグラジエーターとD-ZONEもどきだから獲れた魚だと思うワイオー!
 バッドマインドの持ち主である我々は、バリピースなカナモにむかつきっ放しであった。

 不快指数200%の映像に肝っ玉を鍛えられた我々は、渋滞に心を挫かれることなく早川港に到着。

 駄菓子菓子!
 行けども行けどもフィッシュイーターの気配は無い。
 アナハゼを見ることはあったがその数はきわめて少なく、動いてるものなら疑いもなく飛びついてくる、という様子も無い。

 型はともかくエキサイティングなライトジギングが出来ると期待したが結果はたまたま口を使ったネンブツダイと、楽和がヒットさせた青いゴムを装着した巨根のみと、前回より惨めなものとなってしまった。

 約十年前の冬にここを訪れた時、メバルはいたるところで姿を見るほどにいた。だから朕はここが小型が外敵を避けるのに適したエリアだと判断し、再びここを訪れてみたわけだが、現在はまるで気配が無い。
 前回は単に季節が早すぎただけだと思ったのだが、どうやら違っていたようだ。
 考えられる要因はいくつかあるが、とにかくこれから先、行くに値しないエリアとして決定された。
 そして神奈川相模湾側はバスもソルトもNGという印象がまたしても朕の心に刻まれてしまった。

 今回の結果は散々なものであったが、楽和から沼津のショアジギングの話を聞き大いに興をそそられた。
 今年はバス、シーバス、ナマズの他にメバル、中~大型回遊魚とレギュラーで狙うべき魚種が増え、多忙で充実したフィッシングライフが送れそうである。
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tag : ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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