ハナクソみたいなジグヘッドの釣り

 12月25日。

 苦戦続きの多摩川に、朕の心は翌々日に控えたメバルゲームに飛んでいた。
 しかし、この日も結局フィールドに足が向いていた。先日届いた“ブラックボルト”に入魂の一尾を釣らせたいためであった。
 諸要因によって、口を使わせることが難しくなってはいるが、ベイト、水質、水温の点から、ナマズの進入が見込める第一ワンドに李立と共に張り付くことにした。
 
 例によって、第一ワンドは生命感に満ちている。これだけベイトがいれば必ずナマズはやってくる。
 読みはまたしても的中。そしてまたしても反応は得られてもフッキングには至らずノーフィッシュ。
 
 12月27日。

 苦戦続きの多摩川から離れ、釣れる釣りを望む朕にようやく巡ってきたメバル釣りの機会。
 これに鉄のナマ師の面々も加わり、冬の深夜にたんまりお豆ちゃんを味わい尽くそうということになった。
 長潮から若潮に変わるタイミングを狙っての出発となったが、本当にそうなのかどうかは実はかなり曖昧だったりする。

 発勁到着。
 タックルを組むのもまた楽しみのひとつ。
 今回のメバル用にロックフィッシュ用ロッドを仕込んだおっちゃんと、テンリュウのトラウトロッドを仕入れた史進はタックル談義に花を咲かす。
 朕はメバル釣行が決定した段階から準備を済ませていたのですぐさまポイントへ向かった。

 ジグヘッド、プラグは一個のボックスにまとめ、ワームは二袋だけという絞れた装備。
 朕は我先にとこっそり歩みを進め、最初の一尾を釣ってやろうとしていたが、これまたそそくさと準備を済ませた李立が続き、武松もまたメバル釣りの要諦を盗まんと続く。
 ところが、最初の一尾を得たのは遅れてやってきたバギーのおっちゃんだった。
 メバル初挑戦となるぢょんだが、対象は違ってもフィッシュイーターの釣り方など基本は一緒である。おっちゃんが最初の一尾を得ても驚くに値しないことではあるのだが、やはりおっちゃんは只人でなかった。
 

 デカハゼを二本ゲットという怪挙を成し遂げる。

 武松はよっぽど女神様に会いたかったのか、タックルを海中に抛るという暴走行為を行っていた。
 朕は神などこの世界には存在しないと諭し、李立が急遽組んだ空針のテキサスリグでタックルを救出。
 武松は己の気の迷いを大いに恥じていた。
 しかし、これは悪人、嘘つき、ビッチの跋扈する世の中であってみれば無理からぬこと。ありもしない神が、あるように思い込まされてしまう世界に生きているのだから。

 かくして、無情の寒さ、反応は得られてもフッキングにまでは至らず、といった困難に見舞われてはいたが、参加者全員が釣果を得ることができていた。

 史進は数こそ5であったが、一匹というに相応しいサイズを得ていたのはさすがといったところ。

 李立が10粒、朕が7粒、メバル初挑戦の武松は5粒、おっちゃんはメバル4粒、ハゼ2匹という結果。
 なんだかんだで鼻水を垂らしながらのマメいじりを堪能できた。
 しかし、メバル釣りの醍醐味はこんな程度ではない。次回はもっと潮回りのいい日に行こうと誓い、解散となった。
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tag : ルアーフィッシング

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No title

明けましておめでとう御座います。
かつてこちらのブログで若きベテランと紹介して頂いた者です。
御無沙汰しております。
仕事の関係で釣りに行けず、こちらを拝見しながら多摩川に想いを馳せる日々を過ごしておりましたが、ようやくひと段落着いたので、今度の日曜辺りに多摩川にお邪魔しようと思います。
お会いしたら宜しくお願い致します。

Re: No title

これはこれは、いつぞやのリッジ90Fのご恩は忘れません。
このところ、相変わらず釣果は伸びませんが、70POW♪のなまずがぽつぽつ出てますよ。
次の日曜は行けませんが、二日にいっぺんペースで多摩川に出てますのでいずれお会いできましょう。
今年もよろしく!
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dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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