僕にその手を汚せというのか

 12月13日。

 昨日、武松の顕した功が示した道筋。
 第一ワンドに掛けたプレッシャー。
 これらのことを考慮し、この日は登戸より一段上の水塊、中野島堰上エリアを目指すことにした。

 本流の太い流れが通り、そこを岸から打てるとなると川崎側となる。
 現在、昼夜の寒暖差が激しいので、シャローフラットではなく、水温の安定する本流筋及び、そこに絡む“何か”がキーとなる。
 初挑戦となるエリアだが基本の知識があれば、現地の様子を見て打つべき手は講じられる。

 タックル選択にも迷いはない。

 発売当時は抵抗のあったDC作動音も、今や快楽サウンド。メーカーOHに出していたスコーピオン1001、1501も戻ってきた現在ではあるが、エクスセンスDCを選択。
 TAS783Cでキャストが快適なジャークベイト、クランクベート、ブレード、ジグ、スプーン、ジグのトレーラーにヤマモト・4インチグラブを用意し、表層からボトムまでをスピーディーにチェックできるようにした。

 現地到着。

 相変わらず悪の所業は継続中。
 人として、天子として、いつかは殺らなければならないのだろうか。
 己の為すべきことについて考えさせられる場面だ。
 そもそも、悪の所業の最大の問題点は、その報いが当事者だけに及ばないというというところにある。
 から不気分な状態に陥りながらもチェック作業開始。

 下流部。
 ハードボトムにウィードが絡み、水深変化とボトムマテリアルの変化が重なり、いかにもな構成となっていたが生命感というものが感じられなかった。
 あるいは、視覚感覚からは捉えきれないだけで、水中には何らかの動きがあるのかもしれない。
 ウインディサイドもこちら側である。
 クランクベート、スピナーベートではっきりとした変化を打ってみたが、一切の手応えを得られることはなかった。

 中流部。
 手前から沖まで延びる入り組んだカバーを前に、じゅうぶんな探りができず。
 こういった場面ではトップウォータープラグ、ワームで探るべきだが、トップが有効ではない状況であることは一目瞭然だし、スナッグレス性に優れるワームでやるには時間がかかりすぎるうえ、ポイントの構成が漠然としすぎている。
 スピナーベイトで軽く探りを入れてみるが、やはり…という感じ。

 上流部。
 流れが集まるこの一帯は、やはり水温が他より高く、ぬるくさえ感じられるほど。
 オイカワらしき群れの回遊も見られた。
 遅れて李立が現れる。
 この水域でのベストのポイントが上流部のここであるという見立ては一致したが、ここまで来る途上、興味深い現象を見たとのこと。
 聞けば、堰下エリアで魚食鳥が大群で捕食行動を見せていたという。
 そのことはひとまず心に留め置き、目の前の可能性を追ってみることにした。
 陽が落ちてからしばらくナマズの回遊を待つが、気配を感じられることはなかった。ベイトの要素が弱かったか。

 ならばということで、日中、魚食鳥の狂宴があったというエリアに向かうことにした。

 堰下エリア。
 ベイトの波紋からその規模が窺えた。そして本流の水温はぬるい。
 瀬によって大きな水塊とは切り離されたポイントだが、条件がよければナマズが入ってくるポイントである。
 と、ここを最終ポイントと定め攻め倒すが、わずかに得られた反応にナマズだと断定できるものはなく、何も見えてこない中での粘りの愚かさを知る我々は敗北を認め、撤退することにした。


 ※マー語
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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