移ろい

 11月10日。

 気温がにわかに上がり、風も南から吹く。
 急激な下降はマイナスだが、急激な上昇は常にプラス要因となる。このような変化の影響は小さな水域では特に顕著である。
 上向きと下り坂の判断基準については、経験と肌感覚がモノをいうが、常に気象の変化に注意を払い、生き物の行動を予測していれば誰にでも習得できる類のものだ。

 残念ながらこの日、朕の身は忌むべき娑婆にあったため、フィールドには立てず。
 李立、ぢょん、武松らの報を待つ身。
 この日、上昇の機を捉えたのは李立だった。

 サイトフィッシング、トップウォーターできっちり決めていた。

 11月11日。

 一夜にして先日の好況から暗転。
 北からの冷たい強風。
 アングラーを後押しする気運はすべて取り払われてしまった。

 風によって波立つ水面からは視覚情報を捉えられず、また、小潮だということが可能性を追う気力を削いでいた。
 もしかしたら釣れるということもあるかもしれない。実際、長潮小潮の日でも釣れることもある。しかし、こういった日の釣果は大抵ただ釣れてしまったというもので、前後の繋がりが希薄である。
 この状況下で粘るのは無理、と判断し早めの撤退。
スポンサーサイト

テーマ : お仕事奮闘記
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード