本気で陸っぱり

 9月15日。

 台風の予報、若潮。
 起きてみれば雨。時には強く降ったりもする。
 川を一新させる恵みの雨。
 増水の規模によっては釣りにならないかもしれない。
 何はともあれ、現地の様子は見ておくべきだろう。

 雨足が弱まり、現地へ向かう。
 道中、橋の上から川を見れば第一、第二ワンドは水没。今日は釣りにならないだろうが今後の展開が期待できる良い兆候。

 今日はカバーに拠るバスを主眼に置きつつ、増水によって発生した強い流れから避難してきたバスやナマズを探すゲームを行うつもり。
 と、川岸に降り立てば水勢が盛ん過ぎて、カバー群への魚のステイは厳しいのではないかとも思えるほどの流れだった。
 川を眺めているうちに、ぢょん、李立到着。

 カバー群の期待度は下がったが、第一ワンドが魚の避難場所として適当に見えたので、カバー群をジグやテキサスで流しつつ第一ワンドまで上る。
 ここで魚の反応は得られなかったが、まだあちこちの様子をチェックしなければならない段階。

 第一ワンドをカバー群から、土手上から観察したところ、魚の姿そのものは見えなくとも魚が集まっているシグナルは見て取れた。
 そして第二ワンドには渡れなくとも、第一ワンドには降り立てるところがあるように見えた。

 しかし、回り込んでみたところ、普段の通路がことごとく冠水しており、進入を断念。

 大きく移動し、堰直上ポイントへ。
 本流の脇に伸びる水路に魚が集結しているかもしれない。
 水路にはベイトの波紋、コイの姿が見られた。
 想像しうる変化、目に見える変化、ロッドを通じて捉えられる変化を意識し、しつこく刻んでいくが反応を得られることはなかった。
 やがて、対岸の、狛江側の馬の背によって隔てられた水路状に延びるワンドが気になってくる。
 魚の避難場所は向こうか。

 できれば川崎側にホットスポットを見つけ出したい我々は、次の候補地を挙げていて、向かってみたが先行者。
 しかもエサ釣りの人たちだったので入ることは適わず、カバーの陰で難を避けるバス、あるいはナマズを探すことにする。

 人工の大岩が集まる、娘が淵ポイント。
 この一帯なら大きな岩によって強い流れが緩み、バスがステイしやすいスポットが広く取れるかもしれない。
 しかし、強い流れ、大量の流下ゴミの前に、イメージ通りに探ることができない。
 巻きモノはまともに引けず、ワーム、ジグでは狙いのスポットに達することなく流されてしまう。
 堰の開閉によって生じる水位の増減も厄介だ。
 どうしたらいいの、と手を束ねていた頃、秦明より連絡あり。
 これからこちらへ向かうとのこと。

 秦明と合流し、これまでの状況を報告。
 第一、第二ワンドは進入不可。堰直上の水路もダメ。となると、和泉多摩川のワンドから馬の背岸寄りの水路状に掘れた一帯か。
 今更狛江まで移動というのは面倒な気もしたが、可能性を感じられるなら、それを追うのがゲームフィッシャーマンとしての姿勢というものだろう。
 ということで、狛江へ移動決定。
 この時、バギーのおっちゃんぢょんは昨日の休日出勤による寝不足と、降ったり止んだりの雨に備えて着込んでいた合羽の熱によるダブルパンチで体力の限界を訴え撤退。
 
 狛江ワンド。
 下流側のの馬の背が本流の強烈な流れを緩め、増水によって新鮮な水も入ってくる逆ワンド。
 通常の今時期なら水の動きが少ない、いかにも酸素量の少ないエリアだが、今日のような大増水の日なら上記の理由により魚を寄せる可能性十分。
 だが問題はあった。
 浮きゴミの密度である。
 ハードベイトではゴミを拾いアクションを出せず、スイム系ワームのノーシンカーリグでは十分な飛距離を得られない。
 唯一秦明がフロッグでバイトを出していたが、それだけだった。
 李立がボート屋のオヤジから聞いた話によると、増水加減の時に魚は入っていたが、堰が開き水位が下がるとどんどん魚が出て行ったとのこと。

 希望の材料を得られぬまま一時間ほど狛江側で粘ってみたが、遂に好転の兆しを捉えられることもなく、皆の気力も萎え撤退となった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング バスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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