行き止まり強行軍

 9月10日。

 この日、昨晩見てしまったトラウマを呼び起こす悪夢でしばらく沈んでいた。
 一種の持病のようなものだが、これが収まる頃、ようやくフィールドへ出ようという気力が湧いてくる。

 現地到着。
 師匠とシャッドマンがルアーで探りを入れていた。
 朕はUVスピードクロウのテキサスリグを組み、流れの当るカバーを意識して探りを始める。軽いシンカー、太いラインでは流れの干渉を受け、着底まで時間がかかるし、ボトムレンジの保持も曖昧。
 しかし、カバー群のボトムレンジ攻めにこれ以上の良策も思い浮かばないので、辛抱するしかない。
 やがて、李俊、李立到着。
 師匠、李立、李俊、シャッドマン(この人、別にシャッドばかり引いているというわけでなく、シーズン序盤にシャッドプラグで連釣した人という印象が強烈だったための呼び名である)の他に見知らぬバサーが居並ぶ中、誰一人反応を得られていない。
 と、後ろを見れば秦明。
 驚くと同時に、強力な助っ人の登場を喜んだ。
 かくして、スモールマウスバスVS多摩川バサー決勝ラウンドのゴング、というところだが、肝心の対戦相手の存在が怪しい。
 朕はスポットの探りのあてどなさに痺れを切らし、線を刻む流す釣りに転換。
 強い動きはスモールマウスが敬遠する傾向があるので(状況にもよるが)、インパクトを抑え手返しよく攻められるメソッドを、ということでジョイントワンダーのスロー引きを選択。
 近くにボイルらしき音と波紋があったので、その周辺を通るように引いてみたところ手応えあり。
 バスか!と合わせをくれてやったが、引き方が変。
 巨鯉であった。
 「秦明どの、助けてくだされ!」と、ネットを持ってきた秦明にヘルプ要請。

 陽が落ちてからは、朕、秦明、李立のナマ師が残り、ナマズ狙いに移行。

 ベイトの溜まるシャローフラットでのトップ引きにナマズの反応は無く、ならばそこへ至る途中のブレイクはどうか?と、ティムコのシュガーミノーもどきを打ってみたところ、数投でバイト。
 デカナマ仕留めたり!と思ったが、やはり引きが変。
 巨鯉だった…。

 結局、ベイトに付いて勢い盛んなのはコイだけで、時折ルアーに反応する魚の正体もコイなのではないかと判断されたので、諦めの納竿。
 朕はノーフィッシュこそ免れはしたものの、そこに喜びは無かった。

 帰宅後、FVRクランクシャフトを入手したという史進より、入間川での釣果報告あり。

 元々メバル師の史進だが、ナマ道への本気度を見た気がした。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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