天下泰平

 8月17日。

 今日も師匠に並び、ぢょんとエサ釣り。
 朕はアベレージのオイカワを求め、師匠とぢょんはフナを求めていた。
 ぢょんはフナを釣り上げ、師匠は何とエサ釣りで30クラスのスモールマウスを得ていた。

 やがて、秦明と李立も現われ、彼らはスモールマウスの探りを入れていた。

 面子が揃い、第二ラウンドのナマズ狙いというところだが、この日、朕は臣下を集めての久方ぶりの、娑婆の喜びを味わう日。
 朕がどのような境遇に陥ろうと変わらぬ表情で接する、素晴らしき仲間達との飲み会となれば行かねばならぬ、というわけでこの日、朕はエサ釣りのみで撤退。

 8月18日。

 長きにわたる禁欲生活。
 酒など御法度の地下生活は、酒精への耐性を著しく低下させている。
 心を曇らせ、魂を鈍らせる娑婆を断つには良いが、進んで快楽を断つ気の無い、半僧半俗の道人としては困った限りである。

 昨晩のダメージから回復できたのは夕刻も近付く頃。
 現地へ着けば、ぢょんと師匠はエサ釣り。
 師匠は週末によくここに来る親子につりを教えつつ、スモールマウスも得ていた。

 ぢょんも本命のフナを釣り、上上の結果を得ていたようだ。

 秦明と李立も来ていて、秦明は軽くスモールマウスの探りという体。
 また、今回は朕が帰省して青物を求めるということで、ブリ族の生態に関する知識をかたじけのうした。

 師匠と秦明が撤退する頃、朕、ぢょん、李立が協議の末、困難は伴えどやはり最も可能性のあるエリアを目指すべしということで意見が一致。
 中野島ダム下流エリアを目指した。
 何故か、ナマ師三号から見習いに格下げの穆春も随行。

 現地に入り、ナマ師たちが目の前の状況を観察していた頃、穆春がストライクを得ていた。
 

 しかし、この一事から、早くも回遊が始まっていたのか、休止モードだった魚の前をルアーが通ったのかまでは測り知ることは出来なかった。穆春が相変わらず強い引き運を持っているということがわかっただけである。
 
 次にストライクを得ていたのは瀬周りに張り付いていたぢょん。

 スレ掛かりだとのこと。
 とはいえ、コイも盛んにアユを追っているということもあり、スレと断ずるには微妙なヒットである。バイトはしてきたが、途中ルアーが口からはずれ他のフックが体の一部に刺さった可能性も高い。アユを追うコイがジョインテッドクローにヒットしてきたのをこれまでに何度か見てきたことを併せ考え、コイであるためポイントは低いが、朕は一尾と認定。

 やがて日没。
 間際、回遊ルートであろう一帯を探っていた李立が、当然ともいえる釣果を得ていた。

 穆春にここに至るまでのプロセスとメカニズムを説明し、理によって釣果を得ることが我々の求めるゲームであると示し、朕もそれをトップウォーターレンジで実践しようとしたが、ここではからずも妨害あり。
 近辺で打ち上げ花火の破裂音。近いが出所までは不明。トップウォーターの可能性潰える。
 
 しかし、完全にナマズの可能性が消えたわけではない。
 これまでの経験から、カバー要素に活路を見出せなくもないということを知ったからだ。
 こういう時、このエリア構成の場所では、ブレードが下にあり、常にベイト本体がボトムより上をキープしてアピールでき、流れにもそこそこ強く、適度なボリュームを備えたBフォロワーが欲しいところ。
 残念ながらそれは既に手元に無い。
 ならばということで、代用としてスピナーベイトを選択。

 これがまんまと図に当り、流芯近くのブレークラインでキャッチ成功。

 とはいえ、花火のプレッシャーは相当なもの。
 盛んに反応を得られる状況ではなく、ぢょんも明日からは日常に戻らなければならない、ということで粘らず撤退とした。
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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