及時雨降る

 6月10日。

 今日明日と二日連続の外出日となった。
 しかし、その後日には7日連続の地下という地獄が待っている。
 「死んでしまう!もうあそこは嫌だ!」沼に食い殺される直前のカイジの画が浮かぶ。

 何はともあれ、今やきわめて貴重な解放の時間。
 幸い、李立が朕をもしのぐ自然観察者となっているので、こちらが考えを進めるのに当たって必要なデータは日ごと送られてきていて、無駄に悩む手間は省けていた。

 この日は大潮であり、魚の活性が高まる月齢であるのは確かだったが…。

 得られたのはこの一本だけ。
 
 絞込みが甘いと、大潮の日の方がむしろ釣れない。
 これは過去に何回も経験してきたことだ。

 6月11日。
 
 朕自身のこれまでの釣果に於いて、良いスコアを得られた日というのはシーバスに限って言うなら中潮であったことが多い。
 潮回りを意識し始めたのは、シーバスを本気で狙うようになってからであり、それとて干満差が生み出すフィーディングスポット、という点でのみ考えていた程度であった。
 それ以前から、ダグ・ハノン先生がおっしゃられていた、世界記録の魚が釣れた日に月齢が大きく関わっていたことや、何ゆえ月なのかということについても述べられていて、月の重要性を認知してはいたが、単なる知識の域を出ることはなかった。
 恥ずかしながら、本気で潮回り、月齢について考えるようになったのは秦明の教えと実践によるレクチャーを受けてからである。
 御本尊を拝み、近所の寺の坊主の説法を聞いたというところであろう。

 そういうことがあって、ようやくフィールドがフレッシュウォーターであろうとタイドグラフのチェックを欠かさぬようになり、知識が実践で活かされるようになってきたのである。
 良い釣りが出来るが、当りの小さな大潮。的が大きくなる中潮。
 絞込み精度の甘い朕が、中潮の日の方が良い結果を出せるのは当然のことなのだ。

 この日は中潮に加えて雨という要素も加わり、プレッシャーの軽減に一役買ってくれた。
 あとは釣り人が無用のプレッシャーを与えぬよう、細心の注意を払うだけだ。

 まずは李立。
 一匹目を掛けた時、ロッドが折れるというアクシデントに見舞われつつも、チャガスプークのみでリミットメイク達成。スポット打ちの結果である。


 朕は広い探りをより楽に、ということでアライくんを選択。
 アライくんではフッキングに至らぬ魚をJOY・切り身でフォローを入れ、リミットメイク達成。

 まだまだ数を重ねることは可能な状況であるということは見て取れたが、まともに釣りのできるタックルが1セットしかなくなってしまったことと、十分にゲームを成立させ堪能できたということで撤退とした。

 JOY WORKSの活躍ぶりを製作者であるJOY兄いに伝えたところ、JOYルアーユーザーのリクエストに応じて作ったという、エバンゲリオンカラーの新作写真が送られてきた。

 朕にはよくわからないのだが、きっとキミトドファンにはたまらないものなのだろう。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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