ヌキのテクニック

 6月6日。

 地下からの解放日ではあったが、体力的な損耗著しく、フィールドに着いても意識が定まらず、小物のエサ釣りでも、ルアー釣りでもノーフィッシュを食らう。

 一方、ゲームフィッシングの思想を継承した李立は、先達の教えを守り、昇華させ、この日もしっかりと釣果を得ていた。
この日はコイとナマズをゲット。
 
  
 多摩川に於いて、プラグでの釣果を得ようと思った時、障..となってくるのがラトル音の存在である。

 これは朕が本格的に多摩川に通うようになる十年以上も前、登戸エリアにラージマウスバスをよく見かけられていた頃から感じられていたことだ。
 当時、バス、ナマズ、ライギョを得た、あるいはチェイスまでは持ち込めたルアーを記憶の範囲で具体的に挙げると、センコー、エスコ、テラー、サムズシャッド、オリジナルザラスプーク、シャッドラップであった。
 彼らはカラーよりも音に対しセレクティブだった。

 バスに限らず、ナマズ、ライギョも明らかにラトルを嫌っているというところまでは掴んではいたが、何故か?という部分までは考えようともしなかったし、朕にとって多摩川淡水域は、そこまで追求しなければならないほどのフィールドでもなかった。
 当時は現在ほどの知識を有してはいなかったものの、バスフィッシングをやり込んではいたので、ルアーで魚を釣るために必要な観察眼は既に身に付いていたと自負している。

 しかし、現在は多摩川がメインのフィールドとなっている朕にとって、ラトルについては熟考に値するテーマとなった。
 これまでの結果からはっきりとしていることは“ジャラジャラ”“ガラガラ”といった音質は明らかに魚が避けている。百のうちすべてとはいわずとも、百に限りなく近い傾向である。
 だからといってラトル音は全くダメかというとそうでもなく、“コトコト”“シャラシャラ”といった音質のルアーでは普通に釣れている。

 この、普段感じられていることが事実なのか検証してみようということで、我々はメガバスのXJ10のラトル抜きに着手したのだった。
 強度を考えると、すべてのラトルを抜くことはできなかったが“ジャラジャラ”を発する小型のラトルボールを抜き、大玉だけのワンノッカー風にしてみた。
 このベイトが対象に選ばれたのは、必ずやナマズを惹きつけるであろう泳ぎをするのに、シーズンインしてから一度もストライクを得ることが無かったためである。
 そして音質を変えてみたところ、上記の写真にあるようにナマズは得られなかったが、コイがストライクしてきた。データを取る上ではあてにならない存在だが、ルアーに対しセレクティブな魚でもある。よって、コイにこれが生き物として認識されたということは大きいのだ。
 生き物として認識されるための障壁は、過剰に甲高く鳴り響くラトル音の存在だった。この一点を除いただけで、これまで一切反応を得られなかったルアーが、容易にセレクティブな魚種のバイトを得られたのだから。

 科学的な事実はどうあれ、釣果を得ることが第一の我々にしてみれば「硬質な複合するラトルサウンドは多摩川ではNG」という確信を得ただけで十分である。

 余談ではあるが、ならば巻いては反応を得られず、放置、ドリフトでしか反応を得られなかったキンギョもラトルを抜いてやればよく釣れるベイトになるに違いない、とラトル除去を試みたが…内部構造が複雑かつ、しっかりしすぎていたためきれいには抜けず。
 結局大穴だらけにしてしまい、可能性の芽をあえなく潰してしまったのだった。
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tag : ルアーフィッシング 多摩川

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ラトル

魚は、ルアーの存在を感知し過ぎるといわゆるスレ状態になる。
多摩川は、狭い水域での釣りになるためスレやすい。
ラトル音が派手過ぎるとルアーの存在感が有り過ぎになり、いきなりスレ状態!
しかも、元々スレ状態の多摩川。
ラトル音が派手なルアーを通してしまうと、その後、何やっても釣れなくなるなんて事に成りかねない。
ラトルは、広い水域で全体を攻めきれない場合、遠くから魚を呼び込んで釣るのに威力を発揮すると思います。
因みに、多摩川はルアーの見え過ぎも危険。
但し、ラトル音を波動の一部!
波動を有効に利用出来た時、美味しい思いも出来るのも、また、事実ですね。

Re: ラトル

水の規模、ラトル音の反響を増幅させてしまうマテリアル…多摩川通いは脳なしベイト遣いの自分に様々な知識を与えてくれます。
自分のハードベイトでのイージーキャッチゲームはますます進化中、と感じているこの頃であります。
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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