無知の恐怖 多摩川バスターズ

 5月27日。

 去年とは明らかに違う魚の動き。
 生態が変わったというわけではないが、昨年の観察データがあまり役に立っていない。
 自然界に人の手が必要以上に加わることにより、天象を見るだけでは足りなくなっているということを示している。
 助けてくれはしないが、余計な干渉は絶えずしてくるというのが人の世の常か。
 無知な嘘つきどもの眷属ならば、釣れないのは「バスのせいだ」と、恥ずかしげも無く公言するだろうが、自然界の現実を知る朕にそのような嘘はとうていつけない。
 自然界の示す今日の表情は“Fine”とある。
 ならば、こちらの移動範囲は限られているが、その中でも素直に良い影響の現われるエリアを探そう。ということで絞られたのは、登戸、中ノ島堰間の上流部。

 最初に探りを入れたポイントで李立がヤマモト6インチグラブのイモでカエルをゲット。 
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 アオガエル以外のカエルは苦手な朕は敬遠したいターゲットである。
 しかし、このエリアは流れ、ベイトという要素が弱く、ここに至るまでに回遊経路を分断する瀬が幾重にもあり、水量が十分ではない今は弱いと判断。
 瀬の続く一帯の緩みに待ち伏せ個体がいるかと探りを入れてみるが、緩みの部分が少なすぎるためか、魚をストックするには不十分のようだ。

 結局、昨年何度か来たことのある、連続する瀬の最下流部がこちらの望む条件の揃ったエリアだった。
 瀬があり、流れがまとまり、水量水深十分。手前側はシャローフラット。対岸には複合の変化とカバー。
 これにベイトという要素が絡めば…
1305272113.jpg

 というわけでダブルヒット。
 探索の甲斐があったというもの。

 これほどの条件が揃い、中潮の時合とくれば次の回遊組を期待できる。
 というところであったが、ここにはからずも凶星現る。
 四人組のウエーディングナマ師。
 一様にケミホタルを装着したトップウォータープラグで、自らの立ち位置の下流側へキャストしている。
 李立が窺う瀬の落ち込み上流を歩き、ポイントが潰れる。
 挙句「釣れましたか?」とベテラン風情の二人組。
 こやつらは岸際をどかどかと歩き、ベイトを散らしていく上、ナマズ狙いのキーとなるベイトに注意を向けることも無い。釣果を得るためのヒントに気付かぬとは何と愚かな…。
 後に続く初心者風の二人組は、魚を脅かす歩き方をするとナマズが口使わなくなることを指摘すると、素直に従い際から離れて移動。まだ救いがあった。
 とはいえ、要諦を知らぬ者たちとシェアするにはあまりにも小さなエリア。
 あえなく可能性の芽は摘まれ、我々は泣きながら帰路に就くこととなった。

 李立は相当ストレスを溜めたようで、翌早朝下流エリアへ行き、ブレイクで待ち伏せする個体を捕えていた。
1305272113.jpg

 Good Job!
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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