旬を求めて

 4月14日。
 好適と思われるこの日、朕の身は終日の地下。
 そんな日に、我々の間ではグランドマスターと称される秦明が、称号に恥じぬ魚を得ていた。
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 更に、魚がいるのなら必ず釣る、食わせの能力はピカイチの李俊がその威力を示し三本という釣果を得ていたのだった。
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 このエリアでスモールマウスを得ようとするならば、良型から産卵に入るという自然のプログラムを無視できない。
 だとするならば、こういった魚を得ようとするなら今しかない、いわば旬の釣りなのである。
 産卵に入れば、ベッドを見つけ釣る方法もあるだろうし、そういった魚を釣る方法を朕は知っている。
 しかし、魚影薄いこのフィールドでネストを釣るという愚行は避けたいもの。このゲームの永続のために。
 バスをメインターゲットにしているのに、バスの生態を知らない、知ろうともせず、メソッドだのルアーだのに走り、目先しか見えないバサーが後を絶たないのは哀しい限りである。
 だだでさえ、世間のいけ好かない連中には、外国原産の魚食魚という表面だけの事実から妄想を膨らませ、自然の摂理を無視した感情だけで排斥される魚なのだから。

 4月15日。
 ネストを窺う前の回遊バスはいつまで釣れるのだろう。
 しばらくは釣れるだろうが、どんどんサイズは落ちていくだろう。いや、それ以前にその図式が成り立つほどこのエリアにスモールマウスバスはいるのだろうか。
 このバス薄い多摩川では良型がいくつか釣れてそれっきりということも大いにあり得る。

 地下から解放されたこの日、朕も今が旬のスモールマウスを狙いに多摩川へ向かった。

 狙いは回遊ルート上のストラクチャー。
 朕、李俊、穆春の三人が回遊の時を待つ。
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 そしてこの日、機を捉えられたのは穆春。
 ほぼ立て続けに二本のスモールマウスを得る。

 穆春はダウンショットリグ、朕はキャロライナリグ、李俊はノーシンカーリグを使用。
 ルアーが泳ぐレンジが違うからとも思われたがそうでもなさそうだ。手前でばらしこそしたが朕のキャロライナリグにもストライクはあったのだから。ボトム寄りのレンジをトレースできればリグは何でも良いようだ。
 立ち位置と回遊コースの合致が穆春の勝因だったと思われる。
 結局、スモールマウスの数が少ないというのは明らかで、魚の反応を得られたのはわずか三十分以内の出来事。以降、誰も一切の反応を得られることがなくなっていた。

 やがて夕刻となり、朕は第一ワンドへナマズを狙いに行くことにした。
 完全に上から下へ向かうという風でもなかったが、北東方向からの微妙な具合。しかし、風向きが変わる以前の風が影響したのか、既に一帯のナマズはこのワンドのベイトの存在を認識しているのかナマズは回って来た。
 しかし、この日その実力を試そうと付けていたペラ付きオカシラジグヘッドにナマズは大いに拒絶反応を示していた。トレーラーのタイプを変えようと反応は同じ。あからさまに逃げていく。
 サイトの利かなくなる光量のうちに何とか、と普通のジグヘッドにチェンジし、一度チェイスは確認できるもそこまで。
 風は一層強まり、寒さに耐え切れず撤収。

 バスにこだわらなければ釣れるフィールドで手痛い連敗を喫している。
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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