見誤り

 3月12日。

 昨年、マルタの遡上時の激釣れ状態は凄まじいものであった。目の前に動くものを通せば見境無くバイトしてくるという状態で、問題はポイントまでベイトを送れるかどうかだけというほどだった。
 ゲームのクオリティ自体は低いので、飽きが来るのは早いが、旬のものであるし、一年に一回ぐらいはこの多摩川で爆釣というのがあってもいい。

 今年も遡上の時期がやってきた。
 2月のマルタのヒットは先走り個体がいるという程度の感触だったが、この数日でいよいよ群れが入ってきたという気配。

 ならば狙ってみよう、と、李立、穆春と共に行ってみたが、その動きは本格化にまでは至っていないようで、朕が得られるのはスレ掛かりのみ。しかし、それなりに群れが入ってきているのは確かで、対岸のフライマンはしっかり口掛かりでストライクを得ていた。
 マルタ狙いのルアーマンは意外に多く、四、五人来ていたがスレ掛かりでしか得られていない様子。
 スレで掛かるだけの数はいるようだが、引っ掛け釣りは望むところでない上、ゲームのクオリティを著しく落とす。ルアーフィッシングの忌避事項だ。
 タイラバを追う個体をたまに見たが、バイトには至らず、どうやらまだマルタたちは朕の望む状態に至っていないようで、ここは無いな、と朕が言うと、夕マヅメ以降が時合だと李立は言う。
 しかし、その時間帯はナマズを狙うのにも良い時間帯。
 狙って釣るならマルタよりナマズのほうがやり甲斐がある、ということでナマズエリアに向かってみた。

 ナマズエリアに着いてみたところ、風が水面を波立てており、加えて川崎側からのアプローチは地形の構成上、攻め手が限られ、ナマズがシャローにベイトを求めてくるということが確信できるときでなければ厳しいと思い知らされる。
 朕の見切りの早さが裏目に出て、この日は全員ノーフィッシュ。確実な上り調子を実感できるまで、ここしばらくはマルタ狙いのほうが無難なようだという結論に達した。
スポンサーサイト

テーマ : 職場の愚痴こぼし・毒吐き場
ジャンル : 就職・お仕事

tag : ルアーフィッシング 多摩川

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード