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理解を深める上での必然

 3月16日。
 温暖な日。
 幸い昼過ぎには地下を脱出することが出来た。
 この日、朕が行こうとしているエリアとは別のエリアで釣りをしていた秦明は、1ストライクを得たもののバラしてしまったという。 

 急ぎ現地へ行きたくとも、現在我が足は自転車。
 小黒王の鍵が盗まれてしまったために動かすことが出来ずにいる。どこまで、いつまで続くこの不運の日々。
 浮世の些細なあれこれに囚われず我が道を行けば良いと確信を得ているとはいえ、足がチャリではちとキツい。

 と、現地へ着いてみれば、李立、穆春の他に一度見たことのある顔。
 以前、ここで会った房州アングラーだ。
 今回は先日の教訓を活かし、ボックスにレンジバイブを加えての登場。
 この上り坂の気候にあっては、今日はナマズが釣れるでしょう、是非釣ってお帰りください、と意気も揚々な朕であったが、李立が言うには、月の魔法という見地からすれば時合は既に去っていて、秦明がバラした時間帯に釣れてなければ今日は望み薄だとのこと。
 確かに月の引力の作用を考えればそうかもしれないが、水温、ベイト、風、光量というプラス要素もあるからまだじゅうぶんにチャンスはあるでしょう、と諦めずにキャストを続ける。
 しかし、李立の読みは正確性という点に於いては、朕の概要を重視する読みより精度が高いということが過去に何度か示されている。
 このことを房州アングラーに話したところ、しかし週末にしか時間が取れぬ身としてはタイミングを選んでもいられんでしょう、とキープキャスティングを貫く。

 やがて、今朝、越南から帰って一睡もせずここまで来たという房州アングラーが体力の限界を訴え、朕もまた月の魔力の絶対性の前に、その他のプラス要因の小ささを思い知り、遂に諦めようという気に至る。

 結局、誰一人魚を得ることは出来なかったが、現状でやるべきことはやったという充実感はあったし、釣果を得るための絶対的要素を心底から理解できたという収穫もあり、ノーフィッシュにもかかわらずレベルアップのファンファーレが脳内に響いていた。

 3月17日。
 朕がヨンゴー組として地上の様子を気にしていたところ、秦明がスモールマウスを二尾得ていた。
130317great.jpg

 写真が一点しかないのは、ナチュラリストとしての資質に欠く自然管理組織の介入があったためである。

 秦明曰く、今回はこのエリア、まだ探りの段階での発見であって、確信というほどのものではないとのことだが、やはりスモールマウスバスはバスとしか言いようのない行動を取っており、我々が主に打つエリアで釣れないのは、予測通り、個体数そのものが少ないからであろうとのこと。

 今回の釣果はワームによるものだが、ハードルアーで釣れないから、スレてるからソフトプラスチックベイトでのフィネスワーミングという思考のあり方とはまったく別モノであるということは断言しておこう。
 シチュエーションベイトというルアーの本質を知る者ならではの選択、釣果である。

 3月18日。
 先日の秦明の釣果に刺激を受けて、スモールマウス熱が高まりはしたが、いかんせん朕の行動可能半径で追うのはえらく体力が必要だし、絶対数を考えれば狙って釣ることは困難であると思うに至り、落ち着きを取り戻す。

 とはいえ、例え偶然の釣果であってもスモールマウスが釣れれば嬉いもの。
 というわけで登戸エリアへ。
 昨年のスポーン期にはスモールマウスを寄せていたエリアだし、まだ動きを見せていないナマズの様子も気になっていたからだ。

 まずは主なストラクチャー、カバー周りにチェックを入れてみる。根掛りによる損耗を避けるため、どうしても極小シンカー使用のフィネスリグでの探りだ。
 居場所も絞れず、バスの現在の気分も見えておらず、存在すら怪しいのにフィネス?
 馬鹿げた行動に思われるだろうが、ナマズを窺える時間帯に入るまでにエリアの様子を観察しつつ、偶然のヒットを期待してみただけのことである。

 やがて李立と合流。
 李立は効率の悪いスモールマウスを捨て、狙いをナマズに絞っている節さえある。
 今回は登戸エリアのナマズの動きをチェックするのが主な目的。
 偶然を期待する釣りはすっぱり捨て、第一ワンドへ。
130318fortune.jpg

 道中、素敵な日本の伝統的民俗文化を発見。
 人気の無い野原に捨てられたエロ本。
 メディアが細分化し、紙媒体のニーズが著しく減少したであろう現代に、失われてしまったものと思われていたが、こうしてまだ生き残っていたことに喜びを覚える。

 ワンドの様子を見る限り、条件的に来てもおかしくないように見えたが…
130318crup.jpg

 結局、ナマズの気配を得られることはなく、李立がコイを得たのみ。
 タイドグラフも見ずに来てしまったことが敗因だということは明らかである。
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tag : ルアーフィッシング バスフィッシング 多摩川

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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