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いつもここから

 5月21日。

 「お前は釣果にムラがあるのう
 釣りに出れば大抵は釣っている人が釣れなかった日に、半年のうちに一、二回でも釣れれば上等という人が釣果を得た時に言い放った台詞である。
 確かに普段から釣れたり釣れなかったりを繰り返している釣り人と、普段はほとんど釣れていない釣り人では、その釣果をグラフ化してみれば折れ線の起伏が極端に違う。
 そういう意味では確かにムラがあるのは李立であり、安定しているのが修羅である。
 伝説三輪氏の精神勝利法は最強だ。
 この術を極めれば、どれだけひどく打ちのめされても“オレは負けてねえ”と出来るのである。
 伝説三輪式を知るならばノーフィッシュを恐れる必要も無い、と心強さを得たところで貧乏長屋を出る。

 ポンスキーロード到着。
 勿論、狸にスナック菓子を食わせに来たわけではなく、魚を釣りに来たのだ。
 いつものように釣れるなら何でもですの姿勢で狸島から入ってみる。
 狸島内のワンドのアオミドロは勢力を拡大させていたが、そこには小粒の魚の群れや、コイ、ボラの姿が見られていた。
 昨日の雨の影響はほとんど無かったようで、本流側にベートフィッシュの姿は見えず、水も淀んだ印象のままだった。
 流れに勢いがあれば、ワンドには様々な魚を寄せるのだろうが、この状態では期待できない。
 希望の中洲、五本松対岸とナマズラリーなまず魚釣り式ランガン地帯を歩いたが、いずれもベートフィッシュの群れを確認でず、捕食が起こることも無かった。
 ここで粘ったところでただルアーを水に浸けているだけのことになりそうなので移動することにした。
 時刻は17時を過ぎていたが、まだポンスキーロードに自転車は無かった。

 中野島堰下合流点。
 平日であっても伝説三輪氏が捕食に困らないだけの釣り人が来ている。
 すなわち、魚を釣るのには適さない状況にあるといえるのだが、水中の環境はナマズラリーなまず魚釣り式ランガン地帯よりずっと良い。
 ベートフィッシュを追うコイやバスらしき魚の存在も散見されていたので、ここで機を窺うことにする。
 陽が沈み、水際を歩き回っては魚を脅かしてルアーを水に浸け続けているカップルアングラーが去ってからほどなくすると、アタったとかバレたとかそんな話ながらもバイトが出るようになる。
 魚が寄るポイントはすぐ近くにあるのに、水辺を騒がし、ただ遠投してるだけだから釣れなかっただけのことだったのだ。
 かくして、産卵とは無関係の小ナマズでもというつもりで引いていたチャガースプークに30クラスのスモールマウスが食ってきた。
 再び伝説三輪式自慢権獲得の道を歩み出せた次第だが、まるで「私たちいつも最初からやり直し」な、ート教信者のような気分になってしまった。

 ※『燃えよ!カンフー』2ndシーズンより

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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