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嘆きの河辺

 4月27日。

 ひとまずの休暇に終わりが近付いている。
 釣りという低レベルな競争がこれで終わりというわけでもないが、一日一日が名残惜しくなってきた。
 この間、修羅はぐれ者も見ず、ナマズラリーが開催された気配も無かった。
 今日はどうだろう。
 雨の予報に加え、平日である。
 ナマズラリーはともかく、降臨は諦めた方が良い。

 予め雨具を纏って貧乏長屋を出る。
 登戸エリアより魚の多いところはないものか、と中野島堰下合流点の様子を見に行く。
 合流点一帯の流れは太く、地形の変化も魅力的だ。
 コイが居なくもないようだがその数は少なく、その他の魚種はまったく見られない。
 構成は良くても今のエリアではない。
 暖かさが安定し、アユが目立つようになるまでは価値の無い場所と判断し移動する。

 結局、降臨跡から希望の中洲一帯を歩いてみることにした。
 希望の中州は狸島と五本松を結ぶ、ナマズラリーの舞台である。
 散らし鈎をあしらったルアーを用いるわけでもなく、引っ掛けた魚をも釣果として数えることもなく、釣れるまで一晩中続けることもない朕は、ここで年間何匹の魚をキャッチ出来るのだろうか。
 狸島岬からワンドにかけ、魚の往来はよく見られ、ナマズの姿も度々目撃された。
 これだけ見られるのなら必ず釣れるはず。
 兵法では多数をもって寡数に当るのが正道だが、釣法ではその逆の状勢を求める。
 雨に降られながらも辛抱強く続けたがまったく反応を得られない。日没後の光量でも裸眼でナマズの徘徊が見えるほどであるにも拘らずだ。
 そしてここへ来てようやくルアーやメソッドをこねくり回す時だと定め、こねくり回した結果、遂にキャッチに至る。
 これまでに正解はやり尽くしてきたという伝説三輪氏には「使いどころがわからねえ」と、ひどく不評だったBフォロワーへのヒットだった。
 朕は今でも正解を模索し続ける身なので、気になったベイトは使いこんでその特性を把握することに努めるのである。

 中野島に入っていたという公孫戍より釣果の報が届く。
 実験ネタのダイワチヌポッパーはアタったとかバレたとかそんな話に終わってしまったようだが、もうひとつの実験ルアーである林圭一シャッドテールでペケニシモからグランデまで3匹のスモールマウスをキャッチしていた。

 そうこうしているうちに20時になり、朕は撤退したが、この時点でナマズラリーが始まる気配は無かった。
 絶賛好釣中だった2018年の勢いも今では見る影も無い。
 この界隈では、負けてないはずの者ほど敗退していくという不思議がある。





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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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