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隻燈の赤

 4月20日。

 上がらない気温と降り続く雨。
 地上はこんな有様でも、天上では生き物たちに活動を促している日だ。
 そして朕は釣り廃人である。
 よほどの理由でもない限りワークは怠らない。
 そして、雨が上がるや貧乏長屋を飛び出していた。

 降臨跡。
 降臨跡に入ったのは、水量を見てこれからどうするか考えるためで、伝説人が降りられているのかを確かめるためではない。
 修羅のベイトは居らず、当然伝説三輪氏が降りて来られるはずもないのだが、もし降りて来られていれば面白いことになっていただろう。
 というのも、今の状態であれば「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と泣きキレるのに最適だからである。
 しかし、そんな面白いことはそうそう起こるものではない。せめて釣りだけでも面白いものにしてやろうと実釣開始。
 風向きは登戸上流側に適したものではないが、水量多く濁りも入っている。
 堰は開いていて、本流の流れはから強い。
 この状況ならカバー打ちが良さそうだ。
 ただし、どのカバーが良いかまでは見た目にはわからない。しかし幸いというべきか、この程度の範囲と規模のテトラ帯なら全部を打つことも可能だ。
 “立ち木千本、バス一匹”でもやるつもりで順繰りにテキサスリグを落とし込んでいったところバイトの感触を得る。
 20LBラインを使っているので、じいじいとドラグを鳴らしながら無駄に長いファイトをするまでもなくキャッチ。
 PEに組んだラインシステムだからこそ獲れた一匹、だったのかどうかは不明だが、「○回連続ボーズなし!」の伝説三輪式自慢権を継続できたことに安堵する。

 光量が落ちてきたのを機に狸島に移動する。
 登戸エリアの流れが緩いのであれば、こんな風の日は堰下もうひとつの降臨跡か、調布水門合流点を目指すところだが、太い流れが一筋に続いているように見えたので、風よりも流れを追ってみることにしたのである。
 瀬周りでは反応を得られなかったので、流れ込んだ水がわだかまる激浅のワンドの様子を見に行ってみる。
 注意深く観察してみれば、風の当っていない穏やかな水面にベートの波紋がちらほらと見え、試しにラトル音を殺してあるスーパースプークJrを引いてみたところバイトが出た。
 風が冷たいので、全体的に水深の浅いこのワンドではむしろ風裏が良いのか。
 いまひとつ腑に落ちないところではあったが、水面に食いきらないのならルアーチェンジして、とスーパースプークに触ってみれば生ぬるい感触だった。
 もしかしてこの辺りは水が湧き出しているのか。
 今の騒ぎで少々荒らしてしまったかもしれないので、場を休めてからフラットラップを引いてみたところ、しっかりと食ってきた。
 ベイトフィッシュが見えていた辺りの水温が高かったから魚を留めていたのか、ちょうど回遊してきたタイミングにルアーがあったのか、本当のところまでは朕には突き詰められない。
 事の真相はともかくとして、釣り廃人的にはバスとナマズの両方が釣れればそれで十分である。
 ナマズラリーが始まるにはまだ時間が早過ぎるのかもしれないが、ここで納竿とした。

 ※マー語
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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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