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禍から暇へ

 4月14日。

 降臨三年五月五日に修羅は降臨跡に再び現れた。
 朕が目撃したわけではないが、李俊と張横は接触を果たしている。
 あの奇蹟からそろそろ一年経とうとしている。
 昨年、一昨年と、もうひとつの伝説の活躍が著しかったので改元はしなかったが、再び降りてくることがあれば元号を改めることも考えよう。
 昨年まではよく見られたはぐれ者だが、今年はまったく見ていない。
 今はどんな程度の企業に勤めていようと、正社員が平日に家に居ても不思議のない社会情勢。平日に休んでいたところで非正規を疑われる恐れは無い。
 そして実際、人付き合いに於いて、他人の社会的地位など気にすることなどあるのだろうか。そんなことを気にするのは小人かクソ女ぐらいのもので、180近い体格の男が気にするようなことでもないはずだ。
 このご時世、両伝説の降臨がどれだけ漆園の民に喜びを与えることか。
 修羅の泣き言、新名言が聞きたいし、はぐれ者には釣れない理由を教えてあげたい。
 降臨に思いを馳せつつ、多摩川ライブキャメラを見れば、濁りと増水が認められた。天気予報を見れば北北西の風。
 この状況ならポイントは降臨跡より韓流か。
 昨日の雨で水温が下がっているのは間違いなく、緩みのカバーにバスが依ることが想像されるので、8lbトライリーンをフルに巻いたスピニングタックルを用意した。
 細いラインは流れの干渉を減らすため、流れの干渉を減らしたいのは軽いリグを使うため、軽いリグを用いるのは根掛りを減らすため。“ルアーじゃ釣れないからワーム”ではない。
 そもそもルアーとワームって別物なの?それなら何がルアーなの?という感じで、ワームをルアーだと思っていない輩がこの時代になってもまだ居ることに驚き、かつ呆れている。

 韓流入り。
 ちょうどナマズさんも到着。
 ここ最近釣れていないというので、ただルアーを水に入れているだけの釣り人たちを例に取り、朕はその理由を説明した。
 川は粒子混じりの濁り。
 冷たい北風と、冷たい水。
 やはり、緩みのカバーを打っていくしか手は無さそうだ。
 早い段階でバイトを得られたので、この攻め手に確信を得て岸際のカバーを釣り上がる。
 と、気付けば護岸の切れ目まで来てしまった。
 違うのか。
 しかし、この状況下でオープンウォーターをアクティブに泳ぎ回り、冷たい水の通り抜けるストラクチャーに定位するバスやナマズが居るとは考え難い。
 復路はベイトのタイプを変えて戻ったが反応は得られず。
 このやり方が当りというわけではなさそうだが、現状で魚との遭遇率を高められる唯一の方法だ。
 そしてひたすらカバーを打っていくのであれば、水深があり、カバーの形状も複雑な韓流より、水深の浅いもうひとつの降臨跡の方が易しい。
 ということで移動することにする。
 降臨跡もカバーという点では可能性がありそうだが、重機が動いている今は違うような気がして候補から外した。

 もうひとつの降臨跡。
 上流側と対岸に釣り人は居たが、下流側は無人。また、皆、本流を打っている。
 見た目にはどのカバーが良いのか判別できないので、やはりここでもひたすら打ち進むのみである。
 途中、ウルティモペケニシモのスモールマウスがバイトしてきたが、アタったとかバレたとかそんな話止まり。
 しかし、とりあえずノーフィッシュを逃れるにはこれしゃないのだということで、いつにない丁寧さでカバーを打って行くが、以後、何事も起こらないまま17時の鐘が鳴る。
 今日中に環境が改善される見込みは無い。
 そして、どんな状況であれ釣れるまで続けられる侯嬴のような根性が朕には無い。
 ここまでである。
 ○回連続ボーズなし!の、伝説式自慢権獲得への道はふりだしに戻ってしまった。
 これが修羅の知るところとなれば「何だ、釣れなかったのか。だらしがねえなあ」と罵られてしまうだろうが、そうなったら、
 「オレだってちゃんとやってるよ!
 と、泣いてブチキレれば良いだけのことである。 

 ※マー語


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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