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完全なる伝承

 3月23日。

 ジリオンは壊れるわ、ランディングネットは失くするわで意気消沈気味だが、金も無ければ女も居ない負け組釣り廃人には、釣りをすることしか生きる楽しみが無い。
 何も持っていない朕ではあるが、釣り道具だけは潤沢だ。
 物をひとつやふたつ失ったところで歩みを止めることはない。

 この日は四連休の二日目にあり、丸一日釣りの出来る状態にあったが、日中は天然のプレッシャーに加え、平日でも強いフィッシングプレッシャーが掛かる日々が続いているので、夕刻から夜にかけて集中できるようにと昼食をしっかり摂り、15時前後スタートをめどにゆるりと構えての出発とした。

 韓流ポイント入り。
 とにかく魚が見えない。
 一通りのチェックで何かしらの感触を得られなければそこは捨てるに限る。
 本当は魚は居て、こちらのやり方がまずかっただけなのかもしれないが、単独で釣りをする時は特に、違うと思ったら粘らないほうが良い。
 堰下を見れば、やはり平日であるにもかかわらずカみちょうに釣り人が居るのが見える。
 ライブベイトフィッシングの備えでもしていればあのような状況にも入っていくが、ライブベートをやるとなると身軽さが損なわれる。
 現在の多摩川の各ポイントの事情を考えれば、身軽さを損なうのは朕にとって好ましいことではない。
 光量が落ちるまでの待ち時間は長くなるが、足マンキー場からマルタ瀬に向かうことにする。

 足マンキー場に到着し、偏光グラスを取り出したところフレームのネジが脱落、紛失。使用不能になる。
 立て続けに何かが壊れていく。
 アメリカが撒いた生物兵器の仕業だろうか。凶悪、厄災の陰にアメリカありだ。
 日中の大切な目をば失いにわかに落ち込むが、明日でも眼鏡屋に行けばいい、と気を取り直してマルタ瀬に向かう。
 マルタ瀬についてみれば、魚が抜けてしまったのか、盛んなる様子がまったく見えない。
 最も盛んな瀬がそうなのだから、今日は厳しいのか。しかし、今日は大潮初日でもある。
 どこかで第二陣が控えているかもしれないし、卵の味を忘れられないニゴイやコイがうろついている可能性もある。
 捨てるか残るかは、暗くなってから決めようと川の流れを眺めながら時間の経過を待つ。

 上流から淳于髠じゅんうこんがやって来る。
 ポイントを潰しながらフライを振る人ではなく、れっきとした自然観察者のフライマンである。
 故に、その話は大いに参考になる。
 曰く、第二陣はまだまだ下流側の方に居て、今居るのは第一陣の残留個体だとのこと。
 今日は本流でマルタ、ニゴイ、コイとコイ科三目達成したとのことで「今日のオレの仕事は終了!」を宣言。
 また、ここへ来る途中、何も無いと思って渡渉した場所にマルタが溜まっていてはからずもポイントを潰してしまったという。
 そのポイントといえばここから目と鼻の先。
 潰し屋たちと違って常時潰しているわけではないからいずれ復活するだろう。
 かくして、淳于髠が撤退し、日没を迎える頃になると、そのポイントで活性化が始まる。 
 入れ食いとまではならず、リトリーブコースもシビアだったが、ニゴイ1匹、マルタ5匹をキャッチしたところで満足できたので納竿とした。
 明日も休みなのでバカ釣りの領域に踏み込むことも可能ではあったが、あれは何もわからず、目の前のことも見えてるかどうか怪しい所に居るから出来る芸当なのだ、ということで朕は為さなかった。

 ※マー語

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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