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ピストン堀越

 1月24日。

 昨日は雨の上、寒冷であった為、釣りという低レベルな競争には参加しなかった。
 一晩明けてやや天候が上向く。
 もうひとつの降臨跡水門前は平日でもフォロワーサンの類がたかっていることだろう。
 予想通りの事態が起こっていたなら今日こそ冒険心を出さなければならない。

 と、ひとまずもうひとつの降臨跡に入ってみる。
 案の定、水門前には五、六人のフォロワーサンがたかっていて入る余地は無かった。
 下流側に入ってみると、ヘラ師の中に知った顔があり、しばし話を聞いた。
 フナはまるでだめだが、今日はナマズが釣れたとのこと。
 餌に魚粉でも入っていたのかと訊いてみたところ、ただのグルテンだという。
 マブナならまだいいが、コイやナマズは本当に掛けたくないと嘆くおっさん。しかし、朕は環境が最低を脱し、上昇に転じたことをひそかに喜んでいた。
 足元の浅場にはナマズの姿が見え、ボラの群れまで泳いでいた。
 今日は釣れると確信を得るも、今釣るのは無理。
 やはり、全域がカバー効果を得られる夕方以降でなければ、水門にフォロワーサンがひしめいている今、ここでは釣りになるまいということで、渋々ながらも冒険心を出すことにする。

 台風以降初となる宇奈根川崎側上流部。
 テトラ帯にナマズ、ライギョの姿が見え、ボラの群れが回遊している。
 水塊としての規模は小さいが、太い流れと水深がある。
 見た目にわかるのはそこまで。ここから先は実際にルアーを入れて測るしかない。
 見えるナマズにはことごとく逃げられ、ライギョはいつの間にか見えなくなり、という具合に魚の反応は得られなかったが、探り方として大雑把過ぎた感は否めない。
 次回の釣行予定の日曜日に、もうひとつの降臨跡からフォロワーサンが消えるまでの時間潰しにじっくり探れば良い、ということで、今から多摩川に向かうという鄒衍すうえんに、光量が落ちる頃を見計らってもうひとつの降臨跡に向かうと伝え、御不浄を兼ねてコンビニで小休止することにした。
 用便と記さないのは品位を重んじたためである。

 再びのもうひとつの降臨跡。
 水門前は先に来た時と変わらず、フォロワーサンたちが張り付いていた。
 釣れていれば良いが、釣れていなければ己の技量の無さを棚に上げて、ここでの釣果は虚偽である、と汚ねえ唾を飛ばされるのではないかと朕は恐れた。
 これから先は、カバーに依存せずとも、ストラクチャーを軸にした釣りが成立するようになるはずだ。
 ということで、下流側のなだらかな台地と呼ぶ一帯を打つことにする。
 ほどなくして鄒衍も到着。
 17時の鐘が鳴り、偏光グラスが用を為さなくなってからがいよいよ新川で鍛えた本気を出すべき時である。

 陽が落ちても水面の様子を見ていれば様々な情報を得られるもの。
 特にこの日は水面も穏やかで、粘る価値ありと判断できる信号も捉えられていた。
 かくして鄒衍が40少々のスモールマウスをキャッチ。
 次いで朕がナマズを掛けるもアタったとかバレたとかそんな話に止まる。
 しかし、まだ諦めるような状況ではないということは水面の波紋が示していた。
 そして朕が小バスをキャッチ。
 少し間を置いてナマズが続く。
 二種目達成を喜んでいたところ、鄒衍もまた40少々のスモールマウスをキャッチしていた。
 十分な釣果を得られたのではないでしょうか、と粗方満足していると風が吹き始める。
 朕と鄒衍はこれを機に撤退としたが、水門前にはまだ何人かのフォロワーサンが張り付いていたのだった。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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