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倭人的功夫世代

 1月12日。

 昨日の昼過ぎのこと。
 鄒衍すうえんより、先日水没したキャメラが救出できたとの報が入る。
 水中撮影可能な完全防水キャメラなので、機能、データ共に無事だろう。朕はこれにより、いずれ主君に我が功績をお見せできることを喜んだ。
 更に同日、スモールマウスとナマズをキャッチし、多摩川レギュラーターゲット二種達成できたとの報も入ってくる。 
 朕は「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ」と、伝説三輪泣きで鄒衍の功を称えた。

 迎えた当日。
 帰宅時、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気が押し寄せてきていたが、キャメラ救出の功に応じるため眠気に耐え、鄒衍の到着に合わせて早めに出発できるように備えた。
 時間調整の合間に睡魔に負けてはならぬ、とインターネットを開き、タワーレコードオンラインで『おじいちゃんはデブゴン』を注文。
 サモハン、ラウ・カーウィン、カール・マック、ディーン・セキたちが紡いできたデブゴンシリーズ(本当にシリーズなのかどうかは不明)は、くだらなくて、凄くて、面白い、痛快なエンターテイメントである。
 詳細を知ってから手を出したいところではあるが、映画秘宝は消滅してしまった。
 悔やまれはするものの、赤貧、手狭すぎる住まいに託けて買っていなかった朕にも責任の一端がある。
 明日以降に釣り以外の楽しみが出来たところで多摩川に向かう。

 せせらぎ館到着。
 ちょうど鄒衍も到着。
 キャメラはドブ水で汚れてはいたが、機能は無事で、完全防水の偽りのなさに感心。
 連休中日でもあるので、もしかしたら登戸には伝説三輪氏が降臨しているなんてこともあるかもしれない。
 あるなら拝んでおきたい伝説の人、ではあるが、叩きすぎてルアーを見るなり逃げていくナマズを何度も見てきた経験を活かし、ポイントを休めることにする。
 というわけで、もうひとつの降臨跡に直行。
 餌釣り師の多いポイントだからルアーマンは少ないはず、と安心していたが甘かった。
 実績ポイントに行けば自分も釣れるはず、というところなのだろう。
 仕方がないので、度々顔を合わせるコイ師の爺さんと近況の話をしたり、流れの通り具合を調べながら時間を潰す。

 公孫戍と夏侯章がやって来る。
 まずは主君に二種目達成の写真を見ていただき、お褒めの言葉を賜る。
 朕は今日も素っ首リグの保持に一苦労。
 動きに幅が出ることにより、バスが騙されている時間が長く続くのか、バイトが出た後のフッキング成功率がオフセットフック使用時より高いのが利点だが、脆さが致命的な欠点である。
 せめて一匹釣れるまでは使い倒せないものか、と試行錯誤をしていたが、いずれも上手く行かず、結局オフセットフックに戻すことにした。
 そうこうしているうちに餌釣り師、ルアーマンも次々に撤退し、ポイント選択の幅が広がる。
 ふと夏侯章を見ればロッドをしならせている。
 「釣れちゃった」と言いながら、「釣れるなら何でもです」という人には到底無理な釣果を出し続けているものだから、もうひとつの伝説にとって天敵となってしまうのである。
 えげつないほどに散らし鈎を付けたルアーでのナマズ釣果を誇っていたルアーマンは、奇形ナマズが出てくるのは、バサーがバーブ付きのフックでナマズを釣るからだと嘆いていたが、釣れた魚の扱いが、小バスを熱暑のコンクリートで焼いていたバサーや、五分以上は空気中でねめ回すカルホーン先輩の次ぐらいに酷いやつでもあった。
 魚に優しくしたいのなら釣りをしなければ良いし、リリースするなら、優しさ、労わりといった気遣いをするより、いかにして再生産の妨害を最小限に抑えられるかを考えて行う方が良い。

 夕刻に入り光量が落ちてくる。
 公孫戍と夏侯章は「自分、根っからのバサーなもんで」といって韓流ポイントへ向かい、朕と鄒衍は「釣れるなら何でもです」といってもうひとつの降臨跡に残った。
 日没を迎える頃になると、ほぼ無風になりJCDのキャストに一切の不安が無い状態になっていた。
 「釣れるなら何でもです」と言いながら、意識は完全にナマズである。
 このエリアに通い始めた当初はスモールマウスよりナマズの方が測り難かったが、通い込むうちにナマズの方が測り易くなってきた。
 そして朕がナマズをキャッチ。
 「今日のオレの仕事は終了!」と、即座に伝説三輪式を決めたのは、今後、そのヘボっぷりが露見しても、やるべきことは済ませたので以降はあずかり知らぬことにするためである。
 既にヘボいということは周知されていたのに、更に上塗りを重ねていたのは、大人同士の心の戦いに負けたくなかったからだろう。

 帰りがてら韓流ポイントを覗いてみる。
 幸い、主従はまだ居り、ひとまず主君に先ほどの釣果を奏上。
 お褒めの言葉を賜ったのち、ベッドを釣るためのプラクティスを今からしている釣り人の話や、ネスト職人の話題で過ごす一同だったが、この間魚の反応は無かったので、釣れるまで、引っ掛けるまでいつまでも続けるバカ釣りの領域に踏み込む前に解散することにした。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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