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ポンスキーロード

 12月26日。

 高が釣りのことでマウントを取りたがる者は案外多い。
 よしんばマウントを取ったところで、フィニッシュブロウを放てるだけのベースが出来ていないので、たちまちポジションを入れ替えられ、手ひどい反撃を受けることになる。
 グラップラーの打撃にKOされ、ストライカーの関節にタップするがごとき食わせものたち。
 降臨三年の終わりに寄せ、伝説三輪氏の唱えていたガチネタに思いを馳せていた。

 さて、この日は、釣れるなら何でもですな、伝説アナザー氏の心意気と共に、スピニングタックルを用意して、軽量小型のベートも投げられるようにして、狸島から入ってみることにした。

 狸島。
 ポンスキーは生きていたのか、所々で狸の足跡を見る。
 スナック菓子の味が忘れられず徘徊してくるのかもしれない。
 いつでも「ちわ」と、不遜な挨拶ができるように構えながら一帯を探っていったが反応は得られず。
 魚食鳥もまったく居なかったことから、ベイトが少ないことが想像できる。
 ストラクチャーは良い感じだが、それだけなのだろう。
 そうとわかれば長居はしない。
 材を得られぬまま釣れるまでルアーを投げ続けることは出来ないし、ルアーに散らし鈎をあしらい、引っ掛けた魚はどうでもばらさないようにする浅ましいがめつさは、朕には無い。

 調布水門。
 鄒衍すうえんが居る。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!
 礼儀正しく挨拶した後、一帯を見て歩く。
 ナマズは見えなかったが、先日見たスモールマウスとは違う個体が何匹か徘徊していて、スピナーを引けば追ってくる個体もあったが、いかんせんプレッシャーの掛かりやすい場所のためか、それまでであった。
 朕にこれを破る術は無い。
 やはり陽が落ちるまでどうにもならない。

 日没。
 いよいよこのポイントのプライムタイム。
 流れの変化を捉え、魚の動きを予測し、適切なベートを通す。
 これさえ出来れば大抵釣果を得ることができる…はずが、朕も鄒衍も、アタったとかバレたとかそんな話より先へは進めないまま20時を迎えてしまった。
 潮汐的にはまだチャンスありにも思われたが、たとえ釣り廃人と雖も、明日のことを考えなければならない時もある。
 「何だ、釣れなかったのか。だらしがねえなあ
 と、修羅に罵られそうな結果に終わってしまったが、そもそもの考えが間違っているのではないかという疑念は抜きにして「オレが考え無しにやってると思うか」と、泣いて凄めば良いだけのことである。

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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