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夢のあと

 11月18日。

 つい先日、宿河原堰下にもうひとつの伝説が降臨したという。
 平日に休みがある身分の者を軽蔑するはぐれ者ではあるが、実際目撃されるのは平日の方が多いので、期待は持てる。
 また、台風以前とはだいぶ様相も違っているという話も聞くので、この日は宿河原堰下で公孫戍と合流の運びとなった。

 帰宅後、ランカーズから荷物が届いているとの連絡が入る。
 リストラップ5が届いたのだ。
 今日は堰下でリストラップが釣れるかの実験として安心を得たところで、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気が押し寄せてきたので一眠り。
 荷の到着と共に起き、宿河原関下に向かう。

 道中、コンビニでュと煙草を買おうとしてレジに行ったところ、財布を忘れてきていたことが発覚。しかし、朕ほどの人物にもなるといちいちうろたえたりはしない。何食わぬ顔で商品を返却し、そのまま多摩川に向かった。
 
 せせらぎ館前に到着。
 朕はマスクを懐に忍ばせた。先日に引き続き降臨の奇蹟があった際、だらしのない恰好で迎えないための配慮である。
 残念ながら、今日はもうひとつの降臨は無かった。
 公孫戍を発見。
 朕は煙草をたかるため、公孫戍に近付き、
 「アナザー氏のご学友の方でしょうか」
 と、うやうやしく話し掛けた。
 公孫戍はいかにもと答え、今日の釣果を見せてくれた。
 ワンズバグとヤマモトイカで2匹のナマズをキャッチできたとのこと。
 ポッパーで釣れたほうの魚はまるでフェザーを啄むようなバイトの出方だったというので、朕は「フェザーフック、どこで売ってますかねえ」と、とにかく何か言って自分の存在感を示さなければ気が済まない伝説気質で応じた。
 さて、宿河原堰下一帯だが、ここも川底が掘れていて、貯水量が増え、魚も集まっていた。
 コイ、フナだけでなく小魚も多い。
 目には見えずともバスやナマズが居る可能性はじゅうぶんにあり、現に公孫戍はナマズを2匹釣っているのだ。粘る価値はある。
 但し、流れの帯の関係から狛江側からの方が幅広い攻め手が使えるだろうと思われた。
 川崎側からのキャストで使えるのはシングルブレードのスピナーベート、リップレスクランク、手頃な重量のシンカーを用いたワームリグ程度のものだろう。
 朕は、過去の実績と、対応する魚種の幅広さからレンジバイブを選択。
 ナマズの反応を得ることは出来なかったが、ノーフィッシュを免れることだけは出来たのだった。
 日没後もキャストはしてみたが、外れの場所ではないが、お目当ての二魚種は薄いのではないかという印象は拭えず、そのような疑念が生じてしまえば集中力は維持できず、というわけで納竿とする。
 釣れないこともない程度の多摩川で、何故、修羅はぐれ者は恐ろしいほどに釣れなかったのか、他人はその理由を良く知っているのに、当人だけがわかっていないというのは悲しいことである。
 もうひとつの降臨の地で、伝説人の思い出をひとしきり語らったところでこの日は解散となった。

 帰宅し、明日のための一手間を行っていたところ、何故か最上川に行っていたという史進より釣果の報が届く。
 レッグワームのアンダーショットリグでの釣果だとのこと。
 多摩川ではニゴイを釣れば勝ちと謂われるが、最上川でニゴイの価値はいかほどのものなのだろうか。
 何から何まで唐突過ぎて、朕は適切な伝説式で応えることが出来なかった。

 ※マー語

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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