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施餓鬼

 8月15日。

 公孫戍の携帯が復活し、施せなかった期間の写真が届く。
 これまでに正解はやり尽くして来た人も「釣れてるやつの真似しねえと見えるものも見えて来ねえぞ」と説いていた。
 写真は生鮮食料と違って、旬を過ぎても美味いのだろう。
 
 帰宅後、一寝入りしてから降臨跡に入る。
 ポイント入りするや雨が強くなる。
 既に公孫戍が到着していたので「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」のお約束。
 雨はまばらに降っていた印象だが、総雨量が多かったのか、川は増水し、流れが強くなっていた。
 今降っている雨が止むまで、他に行きようが無いので、実験ネタのルアーの泳ぎやキャストフィールを確かめつつ、朕がかつてここで見聞きしたしゃくれる輩や、「釣れましたか?」「アタリはあるよ」の思い出を語った。
 落水したのち、一時間近くもバカ笑いしていたやつが居て気持ち悪かったという話も聞いている。
 名物だけではなく怪談も多い土地である。
 そんなわけで、殺人事件が起きても朕は少しも驚かなかった。
 雨が止んだことにより、上流側の巻き返しを見に行く。
 旧第一ワンドの水も入れ替わり、これで魚が入ってくるだろうと思われたが反応は得られず。
 この濁りと水量なら、テトラ帯を丁寧に探っていけばスモールマウスが釣れるかもしれないと思ったが、ワームの釣りは面倒臭いので五本松対岸に移動することに決める。
 移動を伝えようとしたところ、ちょうど公孫戍がスモールマウスをキャッチしていた。
 施餓鬼の徳を着実に積んでいる。
 この徳があるからこそ、聖人君似をも動かすことが出来るのだ、と朕は敬服した。
 とはいえ、ここはやはり勢を得た場所ではない、ということで五本松対岸へ。

 増水、濁り、豊富なベート。
 五本松対岸の条件は良い。
 トップウォーターで反応を得られなかったが、ベイトのちらつくポイントにミノーを通したり、ワームを置いたりすればバイトは得られるものの、フッキングにまでは至らず。
 こういう時こそ、あそこのあのルアーがあれば、と思える場面である。
 また、足場が冠水していたことによって十分なリトリーブコースを確保できなかったことも気勢を挫いた。
 結局、こちらに巧さがあれば釣れる状況にありながら、腕前が足りないことによって撃沈となる。
 「おめえがいいっていうから来てみたけどよお、釣れねえじゃねえか!」と公孫戍。
 受けた朕は「オレが考えなしにやってると思うか」と凄み返す。
 と、伝説三輪式の応酬を決めた後、「釣れなくても関係ありまっしぇ~ん」を唱和し、解散とした。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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