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しゃくれる無敵

 7月20日。

 夕刻、釣りという低レベルな競争に向かう。
 昨日の暑さと、降ったと言うには足りない雨により、川は程よい状態に戻っているのではないかと期待しての出発。
 今いちばん釣り易い魚といえばシーバスに違いない、ということで堰下狛江側に入る。

 雨の予報は出ていたが、結局ぱらつく程度にしゃ降らなかった。これなら対岸に伝説アナザー氏が降臨しているかもしれない。
 と、ポイントに入ってみれば対岸にはまったく釣り人が居らず。
 プレミアは見られなかったものの、流れの合流点や流芯周りでシーバスの捕食が起きていたのでがっかり感は無かった。
 しかし、ボイルは光量の落ち込みと共に遠のき、やがて消えてしまう。
 堰は開放されたままであったが、徐々に水量が少なくなってきたことによってポイントが変わってしまったのだろう。
 今日はもうシーバスは無理だと思ったが、釣果は諦めなかった。
 というのも、ベートフィッシュが岸際に寄っていたためである。
 水温が高いようには感じられなかったが、まったく冷たかった先日より明らかに上昇している。朕はこれを下降が上昇に向かった証と判断し、ナマズがやがてやってくるだろうと期待した。
 ところが、得られた反応といえばウェークベートをついばむようなバイトのみ。ナマズではなくコイだろう。
 ベイトは濃厚だが、ナマズはまだ戻らないのか。戻るのはどれほど先のことなのか。或いは押し流された先が生活圏になっているのか。
 わからないがための続行となる。
 そこへ、先日60オーバーのシーバスをキャッチした青年が現れる。
 ただルアーを投げているだけの輩ならともかく、普通の釣人には、いい加減な知識をひけらかして顎をしゃくるより、今まで見てきた状況の推移を伝えるのが適切だろう。
 流芯に近い緩み、ベートフィッシュの群れ…フィッシュイーターが寄ってきそうなものだが、結局何の手応えも無いまま、遂に諦めての撤退となる。

 帰り道、いつのまにか移動していた青年に出くわす。
 中洲に渡ってみたものの、何も反応は得られず、魚の気配も希薄だったとのこと。
 この青年、詳しく話しを聞いてみれば、大いに要諦を心得た釣り人であり、李立同様、こちらが習うべき若者であることが判明。
 今年、堰下エリアでビッグベートを使い9匹のシーバスをキャッチ出来た日があったという。
 ビッグベイトで釣ったから凄いのではなく、それが有効になるであろう状況を予測し、填められたことが凄いというのである。
 “こんなの投げてるからなかなか釣れない”のではなく、それはただ無知蒙昧というだけなのだ。

 帰宅してみれば、この日は韓流ポイントに居たという公孫戍より、釣果の報が入っていた。
 スーパーグラブで40クラスと30クラスのスモールマウスをキャッチし、そこに至るまでの道筋も添えられていた。
 朕には出来ないことだと感心しながらも、無駄に高いプライドが素直な賞賛を許さず、朕は「公孫さんとは狙ってる魚が違いますから」と、“オレは負けてねえ”節で応答してやった。

 ※マー語



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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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