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轍の消え方

 6月22日。

 帰路、携帯電話を置き忘れてきたことに気付く。
 しかし、今の朕にとって不要とまではいわずとも、さほど重要なものでもない。かえって至人のライフスタイルに近づけるのだからということで取りには戻らずそのまま帰宅。
 帰宅後、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のため寝てしまい、17時の鐘に起こされる。
 外を見れば、雨こそ降っていなかったがしっかり雨の降った跡があった。
 我が主君と先輩史官は雨が降ったら休むと言っていたので登戸へは寄らず、ボーズを食らっても病的なまでに高いプライドが疵付かずに済む実験ネタのレアリスペンシルをボックスに入れ、堰下狛江側を目指すことにした。

 手マンに下野さんの姿が見える。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と伝説三輪してやりたかったが、こことは距離がありすぎて声は届くまい。
 土曜日にしては少なすぎる釣り人の数に、朕は、こんな日に誤って修羅が降臨してしまわれぬよう祈った。
 堰下に下りてみれば、対岸に3人ほどの釣り人が見えたものの、その中に独特な上半身の使い方でキャストをするはぐれ者の姿は見えなかった。
 まるで平日のような光景に、今日はただ釣果を求めるしゃないのだと知る。
 冠水した草の周辺にはベートやコイ、フナが集まっており、徘徊するナマズを見ることもあった。
 盛んではなかったが、反応を得ることもあり、これは釣れるに違いないと思いながらも、キャッチに至るまでから時間がかかってしまった。
 一手間掛けたレアリスペンシルが釣れるかの実験は失敗に終わったが、ナマズ釣りとしては粗方成功したといってもいい。
 次はあるのかについては判断に苦しむところだ。
 ベイトは魚食魚を寄せる力を持っているようだが、魚食魚の個体数は少ないように感じられる。
 時計が無いからといって時間も気にせずに釣れるまでカみちょうに粘って、気付けばバカ釣りの領域に踏み込んでいたなんてことは避けたい。
 ということで撤退し、バイクの時計を見れば20時少し前。
 狂ってない人生などつまらないと言う者もあったが、狂ってしまったことによって辛い思いをしてきた朕は、節度ある行動を取れたことに安堵するのだった。 

 ※マー語

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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