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斧鉞

 3月2日。

 コンビニ売りの激安DVD『バイオハザードアイランド』には、バイオハザードを感じさせる描写がひとつも無かった。
 しかし、意外にも面白かった。
 派手さは無いが、ロメロゾンビや『28日後』的なところを目指しているのだろうという姿勢が感じられ、アメリカ映画でありながらイギリス映画のような抑えの効いたテイストに惹きつけられ、何も『バイオハザード』に託けずとも、原題通り『デッドシーズン』で良かったのではないか、と思えた。
 ゾンビ集団との乱戦シーンの演出の甘さ、ゾンビ化プロセス設定のいい加減さというマイナスはあったが、異色の密室劇である、と朕はサムアップした。

 昨日、予定通りに水位の回復した登戸で公孫戍がスモールマウスをキャッチしたとの報が入る。ただし、携帯電話を持ち忘れていたために写真は撮れなかったというので、朕は証拠となる写真が無ければその釣果を信用しない三輪氏のような対応をした。
 普段あまりにも釣れない人は、釣れない自分を基準にしているためか、釣れたといっても疑ってかかり、神経質なまでに証拠写真を要求していたものである。
 そして、稀に自分が釣果を得た時は、どうだ、と言わんばかりのアホ面自撮りという恥技を披露し、周囲を閉口させていた。
 そんな愉快の化身が週末の登戸エリアを賑わせていたのも今は昔。
 現在の週末といえば、妾腹貴公子が側近を従えて不動の占拠を行う忌まわしき時代となっている。

 かくして迎えた当日。
 帰路、カースティングに寄って小物類を補充しようとしたところ、ソルトコーナーに、ダイワのフローティング版マニックのような物を発見。これは伝説式保険として使えそうだと購入。
 伝説式は万全、体調的にも無理が利きそうだ。
 しかし、明るいうちはジョンナムたちが韓流を占拠しているだろうから、早く出たところで無駄な時間を過ごすことになってしまいそうだということで、昼寝してから夕方手前に出ることにした。

 軽く寝るつもりが、目が覚めれば18時も近い。
 着信メールには、人出は多いがジョンナム団は来ていないとの報。
 北の脅威に対する恐怖心が行動を狂わせてしまったのである。

 韓流ポイントに入ろうとしたところ、下野さんとすれ違う。
 朕は下野さんに「何で起こしてくれねえんだよ!」と、修羅ならこうキレるだろう的なキレ方で挨拶した。
 手マンは無人、ケーポップに公孫戍と夏侯章。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!
 朕は、今日も現れなかったという伝説三輪氏に代わって吠えてやった。
 光量的に十分暗くなっていたこともあり、朕はキャストよりも先に明日の相羽リグに備えようとした。
 ところが、水位は戻っても蝦は戻ってきておらず、ブロック帯には小魚がちらほらと見えるのみであった。
 
 手マンでワンダーを引く朕と、ヤマモトイカを引く公孫戍にバイトは出たものの、その先には繋げられず、主君より「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」とのお叱りをちょうだいしてしまった。
 朕は、大減水の折には来られなかった夏侯章のために、減水時の韓流一帯の写真を見せて不興を宥めた。
 先輩史官に、日中何か面白いものは見られなかったと尋ねたところ、降臨跡に、セニョールにまとわりついては避けられまくった挙句、ロープロファイル化する影が見られたとのこと。
 やはり狂っている人生だからこそ面白いのだろう。

 かくしてこの日は誰も魚を得られず、朕に至っては蝦も得られずやられにやられての納竿となってしまったが、リベラ計画現実路線への練り直しという前進はあった。
 肉体的な全盛をとっくに過ぎている朕にチャレンジャーの資格は無いが、至人である夏侯章はまだまだイケると豪語する。
 いずれチャレンジメニューを平らげる主君の勇姿を是非見てみたい。
 最後に「釣れなくても関係ありまっしぇ~ん」と、伝説三輪氏の名言を決めて解散となった。

 突出しなくともぼちぼち釣れる者と、本当は釣りたくてしょうがないのに知も技も無いためにほとんど釣れていない者では、同じ言葉を吐くにしてもその内実には大きな隔たりがある。
 もし、修羅に素直さと謙虚さがあったなら…と思ったりもするが、そんな凡庸な人だったら伝説になどなれなかっただろう。
 この先新たな名言が聞ける可能性はきわめて低い、というのは寂しい限りではあるが、やはり修羅には泣いていじけているのが似合っている。


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ジャンル : スポーツ

tag : ルアーフィッシング 多摩川

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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