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無窮

 3月10日。

 昨日、娑婆に押し込められ、オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれと、伝説三輪氏のように不貞腐れていた頃、登戸でセニョールや李俊と釣りをしていたという公孫戍より釣果の報が届く。
 セニョールに握手を求める者は居なかったが、公孫戍はスモールマウスを5匹キャッチ出来たとのこと。
 更に、遠州人となった楽和より、ヒラマサのメーターオーバーがキャッチ出来たとの報も入ってくる。
 登戸大減水以降、ノーフィッシュの続く朕はこのことが甚だ面白くなくてならず「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお」と、修羅のように貴い己の姿勢を主張して泣いた。

 迎えた当日。
 登戸の混み具合がひどかったり、北の妾腹貴公子が来訪していたなら、堰下エリアに逃げられるようにと、マルタにも対応できる備えで貧乏長屋を出る。
 勿論、あらゆる状況に対応できるようにしたからといって、ツーリングバッグ一杯の釣具を持ち歩く修羅な愚は犯さない。

 オペラ座前到着。
 日曜日だというのに、場末のソープオペラは開演されておらず、歯抜乞食も不在。メーデンが居ないのはオペラ座人間模様とは関係なく、イイ匂い♡がしなくなったからであろう。
 ざっと見た感じでも、ベイトとなる釣り人の数は多かったが、今日も名物の三輪車は無く、修羅の姿も見えなかった。大好物の新参釣り人を捕食しなくなってどれだけの時が経とう。今ではすっかり干からびているのではないだろうか。プレッシャーのためにカバーから出難いだろうが、もはや機を選り好みできる状況ではないと思う。
 伝説三輪氏の身を案じつつ、川べりに向かえばセニョールと李俊。やがて公孫戍もやって来る。
 残念ながら至人の夏侯章は剥から被へ転じる巡り合わせにあり、この日は来られず。
 岸にハードカバーは集まっているものの、そこに依る生き物の姿がまったく見えない。こういった変化を道標にいずれ魚が通ることもあるだろうが、それを待つのは骨が折れるし、通ったからといって釣れるとも限らない。それならば釣り易い魚をこちらから見つけることに力を注いだほうが良いだろう。
 南風ではあったが弱く、降臨跡のシャローフラットが生きるようにはとても思えない。
 手マンに釣り人の数が多いのは見えていたが、ジョンナム団ではないように見えたので、朕は独り韓流ポイントへ移動することにした。

 幸い韓流にはジョンナム団は居らず、あちこちに入ることができた。
 大減水の時の記憶を頼りに、あのカバーのこうなってるところ、を探してコンタクトを試みたが捉えられない。己の感覚とはこうもいいかげんなものなのかと呆れながらも、事実としてあのカバーは存在しているので諦めるわけにもいかない。
 公孫戍より、李俊がオペラ座下で1匹キャッチしたとの報が入る。
 「で、おめえさんはどうなんだよ?」と、伝説三輪式で返したところ、「オレだってちゃんとやってるよ!」と、これまた伝説三輪式が戻ってくる。
 ちゃんとやっていたのなら釣れてたんじゃねえの?というところだが、そのような道理が通用しないのが修羅である。
 朕が手マンとケーポップをランガン(何もわかっていないがための右往左往ともいう)しているうちに、手マンに下野さん。
 「あ、今来たとこ」
 とは、未満人な嘘ではなく、一度家に帰って、今が二回目の韓流入りだという。午前中に来た時は40クラスが1匹釣れたとのこと。
 朕は「突き落としてやろうか」と、今日も現れなかった伝説三輪氏に代わって泣いてやった。
 
 公孫戍がこちらへ来たのを機に、朕は手マンに、公孫戍はケーポップに張り付いた。
 流れは弱いがはっきりと感じられていたので、どちらかのメソッドで上手くいくだろうと、ストラクチャーにマニックを通し、カバーにはアンダーショットリグを入れていったがどちらにも反応は無い。
 あまりの反応の無さに、魚が居ないのではないかとやる気を失った朕は、ケーポップの公孫戍に油を売りに行くことにした。
 そして、魚は居ないのではなく場所と釣り方に誤りがあっただけのことだったと判明。
 4匹のキャッチに成功し、ネストと思しき反応もあったとのこと。
 全てが曖昧で冴えない感触のまま季節はここまで進んでいるのか、と悲しむ。天のしわざによってではなく、人のしわざによって惑わされているのが悲しいのである。

 次第に雨が強まり、防寒着のみの公孫戍がギブアップ宣言。
 合羽をカブっていた朕は、肉体的にはまだ余裕はあったが、あまりの反応の無さに精神が参っていたので便乗することにし、腹が減って気が立っていたわけではなかったが、礼儀として「でもよお公孫さんは新川では釣ったこと無いよな。大したことねえなあ…オォーイ!」と、伝説三輪式に泣きキレて解散とした。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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