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泣くな、修羅よ

 12月10日。

 蝦は再び十分な量を得た。
 だが、手マンポイントが相羽リグに適した状況になっているのか。
 猫肉骨粉劇場横の水門工事が終わって環境が落ち着くまで状況は改善されないような気もするが、登戸エリアは近隣の釣り廃人にとっては第一のフィールド。
 自由の利く時間のある限り、足を運ばずにはいられない。

 かくして韓流ポイント入り。
 平日にして下降の渦中。
 これほどマイナス要因が重なれば修羅はぐれ者は最初から意識の外に置くべきである。
 表層が有効になる頃合を測るため、風のぶつかるシャローフラットの一面にマニックを通し、付近のカバー周りに相羽リグを入れていく。
 だが、反応は無い。
 そして今日もまた千夜釣行な展開を覚悟する。

 ナマズさん到着。
 相羽リグをしても厳しいことを伝え、ナマズさんの相羽リグ投入を機に、朕は再び相羽リグ投擲不能範囲にルアーを打つことにした。
 風向きは手マンにプラスに働いているが、その他の環境はマイナス。大元となる潮汐のプラス要素も、魚にとって直近のマイナス要素の方が勝るため後押しにならないといったところか。
 どれほど希望を盛り込んだ大雑把な計算を試みてもプラスが出ない。
 とはいえ、必ずしもその見立てが当っているとは限らない。
 見落としたり、気付かなかったり、考えが足りなかったなどというのはよくあること。
 「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」ではあるが、その内実は、ただ釣り座に立ちルアーやメソッドをこねくり回している伝説とその類型とは大いに質の違うものであることを強調しておきたい。

 アユ玉が足元に屯ろし、運よく一匹を手に出来た。
 このアユの集まり方は、近くに大型のバス、或いはナマズが居ることの証である。ということで期待を込めてアユをキャスト。
 しかし、アユ玉の足は速く、すこし目を離している間に見えなくなってしまった。
 ベイトのアユもいつまで経っても元気なままであったのでエコシステムに還し、再びルアーフィッシングに戻る。

 「なにやってるん!?釣れたん?」
 完璧なマー語と共に現れたのは李立。
 朕は「蝦だってルアーだってアユだってさんざん投げたさ!でも釣れなかったんだよ!」と、泣きの三輪式でひきとった。
 相羽リグ、スピードワーム、イモ…それぞれに続けるがいずれも反応は無い。
 せっかくルアーでやってるのだから、駄目だと感じたら次の場所を探すべきだろうということで、朕はケーポップに、李立はオペラ座下に移動した。

 御老公がこちらに向かっているとの連絡が入る。
 現状では相羽リグだからといって釣れる保証は無いが、走り出した年寄りを止める手立ては無い。
 幸い、何の意図があってか、堰開放のアナウンスが流れる。
 好機発生か、ということで手マンに戻る。

 手マンポイントには既に御老公が到着しており、ナマズさんに相羽リグを組ませていた。
 近頃、アジ船に乗りまくり、ますます絶好調の御老公ではあったが、冬の多摩川を知らな過ぎるがための悲劇、軽装が禍し、実釣開始からわずか30分少々で音を上げて撤退してしまった。

 依然、相羽リグもルアーも反応の無いままであったが、明確な流れの発生と夕刻近付く時間帯が重なってか、魚の動く様子が目立ち始める。
 見た目には窺い知ることが出来なくても、スモールマウスも呼応しているに違いない。
 ルアーならこちらの腕の問題から取りこぼしてしまう恐れもあるが、相羽リグなら誘いに間違いは無い。
 朕は相羽リグを組んで反応を見ることにした。
 程なくしてバイトの感触があり、寄せてみれば40超えのナイスサイズ。
 ナマズさんがランディングネットを持って駆けつけるがラインブレイク。
 単純な引っ張り合いでは切られる恐れの無いフィネスライン、トライリーンXT8lbだが、歯にでも擦られたか。
 いずれにせよ、ドラグ調整をしっかりやっておくべきだ、ということでラインを引っ張ってみれば、ドラグを緩めるまでもなくラインが出て行く。
 今秋に買ったばかりのリールが早くも故障か。
 焦りだしたら止まらない。
 朕は釣りどころではなくなり、撤退を宣言し、すぐに玉屋へ向かうことにした。
 
 勿論、スピニングリールは何個か持っている。
 一つ壊れたからといって次回の釣りに支障が出ることは無いのだが、釣り廃人としての流儀として即対応だ。
 と、玉屋に持ち込んでみれば、故障ではなくラインの巻き込みが緩いためのラインすべりであることが判明。
 ほっとすると同時に、己のヘボっぷりがゆえにチャンスタイムを逃したうえ、蝦の補充も出来なかったことを悔やむのだった。

 さて、猫肉骨粉劇場下に入っていた李立はといえば、バイトらしきものが一回あったのみとのこと。
 これには「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」と、もうひとつの伝説式で対応。
 30分で寒さに負けたおじいちゃんはともかくとして、登戸エリアをホームとする者どもがことごとくのノーフィッシュ敗退。
 この消息を知った修羅が勢いを得て、新たな名言と共に何処かで唾を飛ばしていてくれることを願うばかりである。 

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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