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三輪、彼に在り

 6月6日。

 一昨昨日のことである。
 朕はその身を娑婆に置いてうつうつとしてこころたのしまず過ごしていた。
 そこへ、日曜日の登戸で50には届かぬが40後半というスモールマウスを公孫戍がキャッチしたとの報が入る。
 そしてその翌日、朕も釣行可能な時間はあったが、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のためどっぷり眠ってしまい機会を逸してしまった。
 そこへ、公孫戍が韓流ポイントでスモールマウスを5匹、侯嬴こうえいが降臨跡上流でナマズを2匹キャッチしたとの報が入ってくる。
 この釣れる状況にあって、根性が無えために逃してしまった朕は悔しくてならず、「おめえら新川では釣ったことないよな。大したことねなあ…オォーイ!」と、泣きキレた。
 更に昨晩、侯嬴は降臨跡上流で2匹のナマズをキャッチしていた。
 朕は使い古された伝説式で僻むのみだが、もし今でも修羅が健在なら、きっと時宜に適った素敵な僻み文句が出てくることだろう。
 結局、「多摩川のナマズはトップ引いてくるのがパターン。つまらねえ釣りだ」と、伝説三輪式を流用するしかできなかった。

 伝説の三輪車が健在であることを知ったこの日、夕刻から五本松に入る。
 雨と地勢、時期を考えればここでまとまった数のナマズをキャッチできるのではないかと考えてのこと。
 予想通り、日没と共にナマズがやってくるのが見え、水面、水面直下で三度のストライクを得ることができた。が、アタったとかバレたとか、そんな聞きたくもねー話に止まる。
 しかも、すべて針掛かりさせていたためにポイントを潰してしまったかのような気配。その後、次の個体が現れることはなかった。
 せっかくの好機を逃してしまったのは腕のせいといわねばならないが、新川で鍛えた僭称釣りウマとしてはそんなことを認めてはいけないだろう。
 朕は釣り廃人たちにこの結果を伝えると共に「釣れなくても関係ありましぇ~ん」と、涙目になりながらも強がって見せた。
 すると、本降りになる前まで中野島エリアに入っていたという公孫戍より返信あり。
 4匹のスモールマウスのキャッチに成功したとのこと。
 これを見て、先ほどの偽りの強気は呆気なくめくれ、「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、泣きキレてしまった。

 そもそも何故、修羅は後年、あんなにも己を取り繕うことに必死だったのだろうか。多摩川史に於ける一大ミステリーである。

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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