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夏の装いへ

 5月17日。

 あの風が再び吹くことにより、ますます多摩川へ行くのが楽しみになってきた5月にあって、先日は釣行機会を逸し、いらいらしているところへ中野島堰上姉歯から大作にかけて入っていた公孫戍より、40クラスを含む7匹のスモールマウスをキャッチしたとの報が入る。
 いうまでもなく「中野島のスモールはワーム引いてくるのがパターン。つまらねえ釣りだ」と、伝説三輪式で僻むことは忘れない。
 更に夜は侯嬴こうえいが降臨跡でナマズを3匹キャッチ。
 どれほど僻んでも追いつかない思いになる。

 次いで巡ってきた釣行機会もハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のために丸一日眠りこけて逃してしまう。
 その間に李立は多摩川達成者に名を列ねる快挙を遂げ、
侯嬴こうえいは通常ターゲットのキャッチに成功していたのだった。
 更に相模湖で二桁釣果を得た、と施恩から自慢メールが届く。
 このような事態に応ずる言葉はただひとつ。
 「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ
 勿論、赤ら顔に怒気を含んだ涙目を添えることは忘れない。
 夜になると、韓流ポイントに公孫戍と夏侯章が入り、夏侯章が40クラスのスモールマウスをキャッチしたとの報が入ってくる。
 朕は真似事に伝説三輪式を用いるだけだが、本物の修羅がこの現実を知ったなら泣きキレるどころか卒倒してしまうだろう。

 二度の釣行機会を逸し、伝説語録も使い果たし、ようやく巡ってきたこの日。
 今日は公孫戍、夏侯章、侯嬴といった釣り廃人も参加するとのことなので、楽しみにして夕刻頃に多摩川入り。
 窟は夏向きの囲いに改装されており、風通しがよくなっていた。
 この風通しのよさは追放者に強いプレッシャーを与えることになってしまうだろうが、ここに棲んでいる以上やむをえない処置なのだろう。
 今日は光量が落ちてから、五本松対岸から降臨跡上流を、と、のんびり構えていたのが良かったのか、韓流ポイントにも風が吹く。
 “オレは負けてねえ”
 きっと風はそう唄っているに違いない。
 魚が釣れたわけでもないのに「今日のオレの仕事は終了!」な気分で降臨跡へ。

 降臨跡で夏侯章と公孫戍に合流。
 朕は平日に君子に見えることができたことを喜び、先ほど起こった面白い出来事を伝え、昨日の釣功に萬歳を唱えた。
 公孫戍に感触を聞いたところ、フィネスをやれば手応えを得られるとのこと。
 しかし、朕には難しそうな状況であると判断されたので、ここは一流しするに止め、主君にいとまごいをし、五本松対岸に向かうことにした。

 五本松対岸。
 ベイトは広く分布しており、日没が近付くとナマズが入ってくるのが見えるようになった。
 第一、第二ワンドがあった頃に比べ、見える数、得られる反応ともに少なく、結局アタったとかバレたとかそんな聞きたくねー話に止まる。
 陽が完全に沈む頃、侯嬴こうえいが降臨跡上流に入ったとの連絡あり。こちらは手応えの無い時間が続いていたので朕も降臨跡上流に行くことにした。

 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!
 滞りなく挨拶を済ませ、現役ナマ師に詳細を聞く。
 地形のフラット化が進行したことにより、重点的に攻めるべきポイントを見出せない現在は、根気強く手広く探していくしゃないという。

 既に撤退したという公孫戍より、今日の釣果報告が入ってくる。
 40台含む5匹のキャッチに成功したとのこと。
 伝説式に僻む間を惜しみ、釣りに集中する朕だったが、アタったとかバレたとかより先へは進めず夜は更け、とうとう集中力が途切れてしまう。
 腹も減っていたので、既に三匹のナマズをキャッチしていた侯嬴に「侯さんは新川では釣ったことないよな。大したことねえなあ…オォーイ!」と、伝説式を別れの挨拶とし撤退した。

 帰宅し、遅い晩飯を食っていたところ、侯嬴よりメール着信あり。
 結局、70超えのサイズを含む5匹のキャッチに成功したとのこと。
 朕は自分だけが釣れなかったことが悔しくてならず、「お前は釣り廃人だから」と、伝説三輪式で僻むと同時に、深夜にメールを送ってくるというネチケット違反を詰った。

 ※マー語






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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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