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ジンアーソ

 4月21日。

 朕はその身を娑婆に囚われ、侯嬴こうえいは前日の無理がたたり身動きが取れなくなっていた昨日、公孫戍が単身釣り廃人としての務めを果たしており、何と中野島エリアで30匹超えの釣果を得ていた。
 やりようによってはここまで釣れるのだから、いつも釣れないからといって釣りという低レベルな競争を卒業してしまった伝説人を憐れまずにはいられない。
 昨晩の事実を三輪氏やアナザー氏が知ったなら、泡を吹いて失神しかねない釣果がここ多摩川で叩き出されていたのであった。

 迎えた当日。
 すっかり姿を見せなくなってしまった伝説諸氏に代わって、朕が公孫戍にお僻み申し上げなければなるまい、と使命感を抱いていたが、帰宅するとハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気と疲労感が押し寄せてきたので昼寝をしてしまい、出発は17時を過ぎてしまった。

 釣りはほどほどに、我が主君にスティッコーを献上し、ついでに蝦を採っておこうというつもりで韓流ポイント入り。
 手マンポイントには、今から撤退しようという釣り人と、対岸に下野さんを見るのみ。ベイトが居なければただ寂しい思いをするだけだろうから、ということで、この時ばかりは修羅の不在を喜んだ。
 陽が落ちるまでとりあえずのキャストというつもりでいたところ、ケーポップに夏侯章の姿が見える。
 忠臣たる朕は一切の作業を打ちやり、主君の下へ急いだ。
 「大王様、スティッコーにございます。どうかお納めいただけますよう」
 朕は身をこごめて、スティッコーを差し出した。これで少しでも毒が薄まればという思いである。
 「寡人が待っていたのはまさにこれである」
 夏侯章は相好を崩し、1200金を下賜された。

 日没後、次回の日中を存分に楽しめるだけの蝦を捕獲できただけでなく、TENAGAまで捕らえることが出来た。
 TENAGAほどのサイズなら夜でも十分アピールするだろうと思われたので、蝦採りをやめ、ライブベートフィッシング開始。
 期待を込めてのキャスト、ではあったが残念ながら数投のうちにTENAGAだけを飛ばしてしまい、その効力を知ることなくルアー釣りに切り替えなければならなくなってしまった。
 隣でキャストしていた公孫戍がバイトを得てペケニシモをキャッチ。来てるのか、と更にキャストを続けたところ強烈なストライクを得ていた。
 ナイスサイズ間違いなし、とランディングネットに入れてみれば、何とそれはバスではなくフナだった。
 バス狙いのードではあるが、ナイスサイズでありスティッコーへのヒット。
 今日はスティッコーしか釣れないといわれている中、むきになってファットアルバートイモを続けていた朕もバイトを得る。
 PEにナイロン8lbのラインシステム、ランディングネットのサポートがあったからこそ獲れた1匹というものだ。

 既に20時を過ぎている。
 ペケニシモなスモールマウスしゃ釣れていない夏侯章は粘りに粘っていたが、遂に諦め、僕たちは今恋をしているコンビにへ行こうと臣下に告げた。

 こっそりとこちらの様子を窺う短パンモモヒキ姿のいい匂い、メーデン不在の猫肉骨粉劇場、公孫戍やセニョールの周りにまとわりつく小走りくんやフォロワーサン…この地を象徴する二つの伝説が現れずとも多摩川の磁場は面白いもの、楽しいものを引き寄せてくれる。
 伝説諸氏とていつまでもこの磁力に抗ってはいられないだろう。
 その時こそ夢の対決が実現するに違いない。
 「希望があるからこそ通える」
 どっかの映画からパクった台詞と共に、この日は解散とした。

 ※マー語



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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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