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小泉退陣

 4月8日。

 昨日の登戸エリア。
 土曜日ならではの人出は相変わらずでも、新川節が聴こえてくることは無かったとか。
 だからといって何事も無いつまらない日であったかといえばそうでもなかったようで、侯嬴こうえいは降臨跡上流域で40クラスのスモールマウスを。
 手マンポイントに入っていた公孫戍は50超えのスモールマウスをキャッチし、降臨二年の達成者の一人に名を列ねることになっていたのだった。
 朕は彼らの功が妬ましくて泣いていたが、それと気取られないように「さすがテンサイ!」と、伝説三輪式で祝福するふりをした。

 そして迎えた日曜日。
 この日もハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気に苛まれていたので、一寝入りして登戸に向かった。

 手マンポイントに釣り人は何人か居たものの、正男の季節は終わったのか、ポイント内の要所は自在に往来できるようになっていた。
 陽の出ているうちは相羽リグでも無ければ勝負にならぬ、と半ば捨て気味のキャスト。
 そこへ「何だ、釣れてねえのか。だらしがねえなあ」と。公孫戍と夏侯章が現れる。
 降臨跡はいつもの週末の光景、すなわち、バギーズベイトに満ちてはいても新川節は聴こえずという状態であったという。
 釣りは冴えず、名物も見られずならば虚しい日に終わってしまいそうだと嘆き合うが、夏侯章は「もしかしたら釣れるかも知れねえじゃねえかよお!」と、伝説三輪式でここに居並ぶ一同を鼓舞してくだされた。

 いつの間にか撤退していたと思っていたナマズさんが戻ってくる。
 ナマズさんが朕に手渡したのは、オールシーズン対応のベイトキーパーだった。これで蝦が茹で上がる恐れが無くなった。
 朕は、マックスからハンドルを受け取ったナックスの気分を味わうことが出来た。
 「希望はあるさ」
 かくして、次回からまた安んじて相羽リグが出来るようになった。
 武器将軍を倒す級の功績を残したナマズさんはここで撤退。
 蝦の捕獲が容易になる光量になるまでルアーフィッシングを続けることにする。キャッチに至るまで時間は掛かったが、朕が30半ばのスモールマウスをキャッチ。
 ノーフィッシュを逃れたことにより、蝦採りに集中できるようになる。

 日没後は調子よく蝦が取れただけでなく、ルアー釣りの方も好調で、ケーポップに入っていた公孫戍はナマズとスモールマウスをキャッチしていた。
 ナマ師を自称しておきながらスモールマウスしゃつれていない朕は、かつて伝説の地に現れていた未満人のように「ナマズにワームは無いよ」と言って僻んでやった。
 粘ればまだいけるのではないか、という気配はあったが、我らが主君が飽いてきたかのような様子。
 大道を有する聖人が否というなら従僕たる者は絶対服従である。
 見れば時刻は20時を過ぎている。
 「章子しょうし、見事な裁定です」
 為すことなくして全てを為している者の采配に感銘を受けたところで僕たちは今恋をしているコンビニへ移動。

 伝説式疾駆を待ち、漆園の誓いの実現について語らう。
 至人の徳に触れ、精神的には豊かな時間を過ごせてはいたが、やはり疾駆は起こらない。
 釣果は得られたものの、新川節は聴こえず、ゾッド将軍は疾駆せずという、いささか物足りない一日となってしまった。

 ※マー語











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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : ルアーフィッシング 多摩川

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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