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北面の君子

 3月25日。

 好天の土曜日だった昨日、登戸は伝説三輪氏のベイトで溢れていたという。
 賑やかな週末の釣り場に新川節が聴こえないというのは物足りなく感じるが、金もあるし女もいる勝ち組修羅多摩川に飽きてしまった以上仕方がないことなのかもしれない。
 しかし、川辺の民は久しく伝説の降臨を待ち望んでいることも忘れてはならない。
 そんな伝説の地で釣り廃人たちはそれぞれに釣果を出しており、公孫戍はパドチューで6匹、セニョールはジャークベートで2匹のスモールマウスをキャッチしたとのこと。
 これらの報を受けた朕は、伝説が在野していた時代を懐かしみ「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ」と、皮肉と称した泣きの言葉を返してやった。

 迎えた日曜日。
 日中は釣り座の確保もままならない人出が予測されること、朕自身、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気に冒されていたため、昼寝をして17時を過ぎてからの出発となった。
 前日までは、五本松対岸に入り、光量が落ちる頃に徘徊するナマズが見えるか確認しに行こうと考えていたが、既に水中を覗くには厳しい光量になっていた。
 ということで、この日は君子の夏侯章にお目通りすることと、蝦採りをして相羽リグに備えることを目的とした。

 韓流ポイント。
 主君の夏侯章と従者の公孫戍はケーポップに居た。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!
 滞りなく伝説式の礼を済ませ、今日の様子を聞いたところ、公孫戍がドッグXで1匹キャッチできたとのこと。
 更に証拠となる写真は撮れなかったというので「みんな公孫さんは上手い上手いっていうけどよお、あの人本当に上手えかあ?」と、伝説三輪式で僻むこともできた。

 さて、不在の修羅に代わって泣くことができたので、蝦が出てくるまでルアー釣りでもしようとしていたところ、度々会う青年が現れる。
 先日、相羽リグがルアーに釣り負けたこととその理由について語りながらキャスト。
 風向きは安定せず、特に兆候めいたものも見えない。
 本当は魚は居て、ルアーには反応しないだけなのかもしれない。
 ルアーでは反応を得られないまま、青年が撤退したのを機に蝦採りに向かう。

 この日は調子よく蝦が採れ、限られた範囲内で十分な数を確保できた。これで次回釣行時は日中を相羽リグで通せるだろう。
 安堵を得た後、再びルアーフィッシングに戻る。
 水面には生き物の活動を示す波紋が見られ、ウルティモペケニシモのバスと思われるバスのバイトも何度かあった。
 「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」という展開の中で、朕はペケニシモをスティッコーでキャッチ。
 連続ノーフィッシュを免れる。
 20時を過ぎ、そろそろ僕たちは今恋をしているコンビニへ行こうかなどと話し合っている頃、公孫戍のラインが死亡。
 やはり、スピニングリールはステラでなければならないのか、いや、それはハンドルのがたつきに起因する振動が気になってどうにもならなくなる時だ、そもそもリールは金に困った時、質草に出来るぐらいのものでなければならない…などなど、伝説三輪氏の遺した問題提起を楽しんでいるところに夏侯章が戻ってきて撤退を促す。
 帰る前にちょっとだけ、ということで夏侯章のタックルを借り受けた公孫戍がキャストしたところ、あたるだけで乗らなかったスペルペケニシモを遂にフッキングに至らしめるのであった。
 体調は戻ったものの、陰陽の調和が乱れたまま戻らない夏侯章。それでも礼に欠くところは無く「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお」と、伝説三輪式負け惜しみを言うことは忘れず、君子としての威厳を示すのだった。

 かくして、僕たちは今恋をしているコンビニへ。
 ゾッド将軍の疾駆を待ちながら寛いでいたところ、降臨跡上流にナマズを狙いに行っていた侯嬴こうえいよりメール着信あり。
 11センチのレイダウンミノーでスモールマウスをキャッチしたとのこと。
 ナマズ狙いのードであるとはいえ、なかなかのサイズ。
 本気でバスを狙いながらペケニシモしか釣れなかった朕と公孫戍は「突き落としてやろうか」と、怒りの涙目で返信した。

 ※マー語




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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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