ボーガレット、疑惑の用賀

 3月23日。

 昨晩、ワークに出ていた釣り廃人侯嬴こうえいが二匹のナマズをキャッチしていた。
 ライトリグの使用がメインとなるスモールマウス狙いより、巻いての釣りとなるナマズ狙いの方がやっていて心地が良い。朕も早くその機会を得たいと思っていたが、釣行日当日の風予報は北東。
 風が下流側に向かうのなら韓流ポイントだろう、ということで、やや遅めの韓流ポイント入り。

 手マンポイントにはナマズさんと蔡沢。
 現地に吹く風は予報とは逆の南、及び南東からの風。
 いつもヤフー天気予報を見ているが、風予報はまったく当てにならない。それでも降臨跡が工事中の間はこちらで良いだろう、と韓流ポイントに腰を据えてみることにする。
 やや白濁りの入った水。
 良い濁りの状態とはいえないが、水温上昇傾向の流れにあり、透明度もそれなりにある。
 離れたところから魚を寄せるには厳しいだろうが、近くに魚が居るのなら問題なかろうということで、朕とナマズさんは相羽リグをキャスト。
 ところが、流れの変わる深み、角、カバー直上、ブレークラインと打ってみても反応を得られない。
 ブレークラインで一度蝦が逃避行動を取った感触を得るが、バスに怯えてのことかどうかは定かでない。
 蝦が届く範囲にバスは居ないのか。
 そんな時、沖目からブレークラインを通過するようにアンダーショットリグを引いていた蔡沢がストライクを得ていた。
 ゆっくりとボトムを引いてくるのではなく、スイミングで広範囲を探っていた際のヒットだったという。
 ライブベートがルアーに釣り負けようとは…。
 相羽リグが届く範囲にバスは寄っていないという見方も出来るが、いずれ寄って来るはず、と相羽リグの力を信じる朕はその後も相羽リグを続けた。

 李立が現れる。
 「何だ、釣れてねえのか。だらしがねえなあ」「オレだってちゃんとやってるよ!」伝説三輪式は欠かさない。
 ルアーにも相羽リグにも反応が無いまま夕刻に入り、ナマズさんが撤退。
 17時を過ぎ、光量も落ちてくる。
 依然、手マンポイントは反応が無いままである。
 ここで李立が降臨跡への移動を提案。
 南風が続き、工事も終わっている。
 今こそ三輪氏に無いと罵られていた冒険心探求心とやらを出すべき時だろう、ということで一同は降臨跡へと移動した。

 降臨跡に吹く風は水面を少しざわつかせる程度で、波立たせるほどではなかった。時に波立つこともあったが、ジャークベートやリップレスクランクで豪快にいけるほどのものではなく、かといってボトムをスローにやれば良いというようにも感じられなかった。
 ルアーをどうこうするよりも、餌を求めて徘徊する個体にベイトを遭遇させることだ。
 馬の背周りの変化はそんなバスの通る場所。そこにベイトを送り込むことがここでは第一だ。
 と、ワンダーをキャストしていたところ、何かが食いついてきて、ジャンプによってバスだと判明。
 蔡沢がランディングのフォローに、とネットを取ろうと構えていたところフックアウト。
 当然「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」である。
 完全な日没となり、蔡沢は撤退。
 「何だ、もう諦めるのか。おめえには根性が無え
 自分より根性のある人に対してこの種の唾を吐きかけるのが、伝説式に於ける最上の礼である。
 波気は弱くても、暗がりがカバーの役割を果たすだろう。
 いよいよ表層が有力になって来る時、と伝説三輪氏にはまるで無かった根性を出し続けていたところ、李立がストライクを得ていた。
 42、3センチというナイスサイズ。
 しかし、ヒットルアーは伝説アナザー氏がひとかたならぬこだわりを持っていた9センチミノーである。
 こんなことでは伝説人の不興を買ってしまうのではないか、と恐れた。
 その後、馬の背周りでの反応はまったく得られず、次の展開があるようにも感じられなかったので納竿とした。

 帰り際、追放者が通りに向かって行くのが見えた。
 いかに姿を隠そうとも自前のカバーが無いために、かつてのベイトの前に身を晒してしまうことは避けられない。
 オペラ座で起こった大人同士の心の戦いは、勝者が去り、敗者が残るという結果となった。
 猫肉骨粉問題は今後どのような展開を見せるのか、相変わらず目が離せない。







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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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