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乞食夜叉

 3月19日。

 昨晩、公孫戍と侯嬴こうえいが好釣果を得ていた。
 公孫戍は40クラスを含む4匹、侯嬴は48センチという偽ろうと思えば50といっても通用しそうなサイズを1匹とそれぞれに釣っていたのだった。
 「自分、根っからのバサーなもんで」と言いながら、滅多にバスが釣れていなかった伝説三輪氏がこの現実を知ったらどんな反応を示すだろう。
 きっと彼らは突き落とされるに違いない。

 迎えた当日。
 南からの強風という予報に期待し、降臨跡に向かう。
 バイクを停めようとしていたところ、公孫戍に会う。
 これから始めようとやる気満々で来たものの、急用ができたために今から帰らなければならないという。
 「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ」と、伝説式で無念の撤退。

 降臨跡にはナマズさんが到着しており、平日であるにもかかわらず数名の釣り人が来ており、新川節に耐えられる状態になっていた。
 珍しく予報通りの風向になってはいたが、地を叩く重機の振動を打ち消すには足りないのではないかという弱さ。
 厳しいかな、と思いながらも「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」と、ロングAをジャークしながら引いていたところ、強烈なストライクを得る。
 さすがは世界的定番のジャークベート、と感心したのも束の間。
 寄せてみればバスではなかった。
 この時期は、稀にフナがルアーにアタックしてくることを過去に何度か見ているので別段驚かない。ノーフィッシュを逃れることはできたというだけで喜びは無い。
 やはり多摩川で釣りをするならナマズやバスを釣りたいものである。
 朕は降臨跡を捨て、中州の様子を見に行くことにした。

 かつて第一ワンドと呼んでいた、ワンドの名残部分にはコイ、フナが大挙して押し寄せている。
 ワンドが破壊される前はこの光景もやがて訪れるナマズを予感させる目安となっていたが、今はただコイ、フナの群れがいるだけのことでしかない。
 本流側を一通り流してみたが、反応を得られず、見える魚もコイのみで、今は粘っても無駄だろうと思われたので、降臨跡に戻る。

 再び降臨跡。
 工事が終わるまでどうにもなるまい、と惰性のキャスト。
 ナマズさんが撤退となり、工事も終了。
 いよいよ来るかと期待したが何も変わらない。

 前日来た時よりも温かい今日は、いよいよ浅場を徘徊するナマズが現れるかもしれないということで再び中州に入る。
 岬の尾根周辺は魚を発見しやすいポイント。
 徘徊するナマズを見ることは無かったが、マニックにウルティモペケニシモがバイト。ここでの本命ではないがよろしかろう、と寄せて来たものの「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!」な結果に。
 また、ナマズのベートになってしまいそうなサイズのバスがうろつくということは近くにナマズは居ないのか。念のため、と届く範囲の四方にキャストしてみたが反応を得られることは無く、ナマズを諦め蝦を採りに行くことにした。

 韓流ポイント。
 ケーポップでの蝦採りは好調で、明日の日中を楽しむ分は確保できたのでここで撤退とした。

 帰宅後、携帯を見ればメール着信あり。
 この日、途中で撤退となった公孫戍からだった。
 釣りを諦められない釣り廃人は用件が済み次第近所の中野島エリアに入り、大から小まで5匹のスモールマウスをキャッチしていたのだった。
 当然、「そこまでして釣りてえか」と、伝説式に泣いて返信することは忘れなかった。






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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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