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こんな向かい風の中まともにキャストなんかできるわけねえだろ!

 2月7日。

 昨日、公孫戍こうそんじゅ夏侯章かこうしょうは、韓流ポイント入りし、それぞれ釣果を得ていた。
 公孫戍は通常の対象魚であるスモールマウスを。
 狙えば釣れないこともない魚だけに「ああ、そのサイズかあ」という唾を吐いて済ませられたが、夏侯章はそうはいかなかった。
 何と40アップのラージマウス。
 棲息は明らかで、その生態はスモールマウス以上に理解しているつもりでありながら、滅多にお目にかかれない魚である。
 これには「突き落としてやろうか」と、伝説三輪するしか返す言葉がない。
 魔女の毒気に苦しめられたスタートであったが、今年一番に達成者となったのは夏侯章という結果になった。
 この先、釣り廃人たちの間で羽振りを利かせ伸し歩くにはライギョでも釣らなければ追いつけないだろう。

 迎えた当日。
 この日は公孫戍やナマズさんと合流予定になっていたので、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気を抑え込んでの韓流ポイント入りとなった。
 既に手マンポイントにはナマズさんと公孫戍が見えており、朕は狙いのポイントを打たせてなるものかと、未満人にありがちな小走りで空いている釣り座に急いだ。
 そして「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」のお約束。
 レジェンドたちが現れる可能性はまったくない日であるとはいえ、この土地での礼は重んじられるべきであるというのが朕の考えだ。
 人の本性は譬え善であったとしても、習いの中で変わっていってしまうもの。故に人間じんかんには規範というものが必要であると孔丘は考えたのではないか。
 これまでの様子を聞いてみたところ、先ほどまで程よい具合の風が吹いていたとのこと。
 そろそろだろうという時期なので、ハードベートを多めに持ってきたが、現状ではライトリグが適切だろう。ということでスプリットショットリグを組んだが、そろそろ、への期待から、スティッコーではなくスピードワームを組んでみた。
 リグを組んでからキャストもせず、ナマズさんにあれこれと指南し、公孫戍に昨日の詳細を尋ねているうちに水面が小波立ってくる。
 来ているのかどうかまでを読み取ることはできないが、可能性を感じさせる時だ。
 リップレスクランクやジャークベートを使うには足りないと思われたので表層系のベイトをローテーションしてみたところ、ワンダーにストライクがあった。
 ランディング中に35~40はありそうなバスが三匹付いてくるのが見えた。
 もしやと思い、発色が強烈なチャートのワンダーをキャストしてみたところすぐにストライクを得るが水面でフックアウト。
 「アタったとかバレたとかそんな話は聞きたくねーんだよ!
 伝説アナザー氏は仲間の捉えるも捕らえきれないことに対し、ひどく神経質だったと聞く。

 やがて風は止み、ボトムを丁寧に引くべき状況になる。 
 丁寧に引いてみたところ、投擲可能範囲内に流れの効いている所がほとんど無いということが明らかになる。
 そういう訳で風が釣れるための第一要因であったことを知る。
 案の定、誰も反応を得られぬまま夕刻を迎え、ナマズさんが撤退の準備を始める。
 このタイミングで、昨日達成者となってンションも高い夏侯章がやって来る。

 陽が沈み、再び風が強く吹くようになる。
 朕は手マンのシャローフラットと隣接するカバーに固執。公孫戍と夏侯章はケーポップに移動。
 ベートキャスティングではサミングする親指が冷やされすぎて肉体的に辛く、ライトリグでは満足にボトムが取れず精神的に辛いという有様。
 それでも「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」と、伝説三輪氏には具わっていなかった根性で耐える。
 そして根性で耐えた報いを得られたのは公孫戍だった。
 ケーポップポイントで40アップを含む二本のスモールマウスをキャッチ。
 
 朕と公孫戍はひとまず釣果を得られたので、早々にこの寒さから逃れ、僕たちは今恋をしているコンビニで暖を取りたい気分でいたが、夏侯章がまだ釣れていないので気軽に帰ろうとは言い難かった。
 しかし、達成者となった余裕からか、あるいは元来聖天子として具わる度量からか、我々の気分を察していたように「つくね棒食いてえ」と仰られた。
 「恐れ入ってございます」
 朕も公孫戍もひたすら平伏するのみ。

 少し早めの恋するコンビニ前で飲食を楽しみ、聖人の日ごと口を衝いて出てくる卮言に感銘を受けながら、地を駆け抜けるゾッド将軍を待つ。
 やはり、プレッシャーの影響でポイントが潰れてしまったのか、またしても伝説式疾駆は起こらず。
 プレッシャーは努めてこちらが掛けないようにすれば和らげることは可能。プレッシャーが緩和されればいずれそれは戻ってくるものだ。
 今後、小宴に使える溜まり場を別に探す必要があるのではないか、ということでこの日は解散となった。

 ※マー語


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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