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窟未確認日

 1月13日。

 相羽リグをしてもまるで冴えなかった昨日。
 冷え込みが活動を抑え込んだのか、単にタイミングを合わせられなかったのか。
 連日同じエリアに多数の釣り人が来て叩いているのだから釣れ難くなっているにしても、トーナメントでも勝てるメソッドで上手くいかないわけがない。
 相羽リグが有効になる場面を見極められるようになるまで川崎スタイルの研鑽は続けたい。

 かくして多摩川へ。
 伝説人やソープオペラのことが気にならないでもなかったが、蝦の数だけ釣れるバスを夢見て、韓流ポイントからのスタート。
 風が水面を波立たせていたので、まずはルアーでやってみることにする。
 ナマズさん、蔡沢さいたく公孫戍こうそんじゅといった釣り廃人の他、修羅のベイト若しくはビリーバー、と徐々に釣り人がやって来て週末らしい登戸の風景になっていく。
 天敵の存在さえなければ、伝説三輪氏が狂喜乱舞して捕食活動を行っていたことだろう。
 
 公孫戍と蔡沢は上流側へ移動。
 朕とナマズさんは韓流ポイントに残り、機を窺い続けた。
 罵る修羅は居ないので、どのように釣りを展開しようとものびのびと行える。
 しばらく表層を引いているうちに、マニックを追うバスが見える。姿が見えるやターンしていったが、本よりこれで釣ろうとは思っていない。
 バスの存在が確信できたら相羽リグの出番である。
 蝦を、バスが通ってくる、或いは依っていると思われる場所へ届く限りのキャストをする。
 先ほどのバスはよほど遠い位置から追ってきたのか、相羽リグが届く範囲で反応は得られなかった。
 水温の低さが活動圏を狭めているのか、詳しい理由は不明ながら、水深の浅いカバー周りには寄りついていないという感触。

 夕刻が近付く頃ナマズさんは撤退。
 「おめえはそれで悔しくねえのか」と、折り目正しく伝説式。
 蔡沢が戻ってくる。
 光量が落ちたのがそうさせたのか、少し水温が上がったのか、足元の抉れと川筋に絡むシャローフラットへの駆け上がりの境界辺りにバスの姿を見る。
 大きく身を動かしたつもりはなかったが、凝視しているうちに泳ぎ去って行く。
 逃走したというふうにも見えなかったので、改めて相羽リグを組んでキャストしてみたが、反応は得られなかった。
 光量も落ちてきている。
 そろそろ何かあって然るべきだろうという時、川筋に絡む駆け上がりにキャロライナリグを打っていた蔡沢がバイトを捉えていた…が、すっぽ抜け。
 「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!
 と、お約束のアナザーギレで応じた後、再び蔡沢がバイトを捉えていた。
 今度はしっかりフッキング。
 朕は目を怒らせた泣き顔で「突き落としてやろうか」と、自分だけ釣れずマジ泣きしていた在りし日の伝説三輪氏のように凄んでやった。
 「釣れてるやつの真似しねえと見えるものも見えて来ねえぞ」という伝説三輪語録があるように、一度は朕もルアーに戻し釣れてるやつの真似をし、飛距離を伸ばしてボトムを探ってみたが反応を得られることは無く、必ず機は来るはず、と再び相羽リグに戻したり、風が吹いてはマニックを引いたりとしていた。
 やがて完全に日が落ち、蔡沢は納竿。よく釣れているところを目撃させられているという印象だが、今日のバスが今年初の釣果だという。
 「今日のオレの仕事は終了」ということで蔡沢は撤退。

 これを機に朕は手マンポイントからケーポップポイントへ移動。
 暗くなれば蝦や小魚が湧き、これらを狙うナマズやバスも見たことがある。
 カバーの構造上、ここを攻めきるのは難しいが、魚の視界にベイトを入れられれば、特に浅場が沈黙している今日はより良いのではなかろうか。
 公孫戍と童威がやって来る。
 公孫戍は降臨跡で二匹のバスをキャッチできたという。しかし、キャメラ機能が完全に死んだとのことで写真は無し。
 自分は釣れたという証拠を見ていないので「みんな公孫さんは上手い上手いっていうけどよお、あの人本当に上手えかあ?」と、伝説氏三輪式で僻んだ。
 気付けば童威は手マンに居た釣り人と何やら話していた。童威はあちこちに知り合いがいる。
 長く反応が無いながらも釣りという低レベルな競争を楽しんでいる中、童威がバイトを捉えていた。
 ドラグ音が鳴り響いていたので、ナイスサイズかと思い近付いてみればスペルペケニシモ…。
 釣れない人でもないのに、いつもファイトが仰々しいのは何故なのか不明である。

 期待していた登戸名物降臨は起こらず、相羽リグは不発、と朕にとっては散々な日。
 せめて僕たちは今恋をしているコンビニで伝説式疾駆を拝んでおきたい。
 威風堂々かつ脱兎のごとく駆け抜けて行くその勇姿を待ち続けること約一時間…遂に望むことは何一つ起こらぬまま今日が終わってしまったのだった。






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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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