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増強歯抜寨

 11月18日。

 『デスリベンジ2』
 何という甘美なタイトル。
 一作目はどんな映画だったのか、と考えるのも野暮というもの。
 どれだけ映画を見てきたか、よりも、どれだけドルフ・ラングレンに食らわされてきたかの方が映画ファンとして大事なのではないかという気さえしてくる。
 とにかく一昨日の釣行後、朕は『デスリベンジ2』を見たのだ。

 迎えた当日。
 雨の予報に出発を見合わせていた。
 いかに釣り廃人であろうと、この時期肉体的に辛いのは無理である。
 雨は降りそうで降らない。
 決断に迷っていた朕は、我が君主に判断を委ねた。
 夏侯章はことのほか御機嫌うるわしく「これから行くよ!」との仰せ。
 どうしよう、どうしようとうろたえるばかりだった朕と公孫戍は自らの意気地のなさを羞じた。

 オペラ座到着。
 気温が低く、小雨もぱらつくという状況に釣り人は二、三人しか見えなかった。
 これではいかに土曜日であっても根性の無い伝説三輪氏が降臨することは200%無い。
 夏侯章はどこか、と周囲を見回しているうちにオペラ座楽屋に目が行く。新たに扉が増設され、居住空間としての完成度が高まっていた。
 扉から、ひょいという感じで追放者が顔を出した。
 天敵たちの存在を窺っているのだろう、と、朕が顔を向けた途端、瞬時にして首を引っ込め扉を固く閉ざしてしまった。
 朕は、都内にあるという自宅を抛っておいて良いのかと訊ねたかっただけなのに…。
 これ以上面白いものは見られそうもないので、我が君主を探しに川を下ることにする。

 途中、新川水門付近にアユの大群を見る。
 伝説三輪氏が何かと引き合いに出すあの新川とは別の、多摩川に注ぐ新川のことだ。
 この激浅の水路でもこれだけアユが蠢いていれば或いは…と、覗き込んでみたがナマズの姿は捉えられず。
 しかし、河口、多摩川本流との合流部にはブロックなどのカバーが沈んでいて、本流側は急激に落ち込んでいるのでチェックしてみる価値はある。
 ひとまず記憶に留め置き、君主を探すことを優先する。

 韓流ケーポップポイントに公孫戍と夏侯章を発見。
 「どうですか?」「今来たばっかりなんですよ」
 伝説未満人にありがちなやり取りを挨拶とし、これまで見た状況を話し合う。
 朕が新川の様子を話したところ、行ってみようということになる。
 今後、レジェンドⅡが不意に降臨してきても面目が立つよう新川で鍛えておこうというという訳だ。
 更に新川で釣果を得られようものなら、もはや新川での実績が無いからといって蔑まれることも無くなろう。
 伝説三輪氏が大好きだった新川がこんな身近にもあることを長らく失念していたのは迂闊だったというほか無い。

 新川河口部の強烈な変化。
 本流と新川を行き来するアユの群れや、巨ゴイの姿はよく見られた。
 これらの魚に混じって小型のスモールマウスも見られるという。
 朕と夏侯章は反応を得られずにいたので、飽きてどんどん上に移動していったが、公孫戍はこの一帯で粘り、30クラスのスモールマウスをキャッチしたとのこと。
 しかし、相変わらすキャメラ機能不調のため写真を残せず、朕に「みんな公孫さんは上手い上手いって言うけどよお、あの人本当に上手えかあ?」と、伝説式僻みを言われることになってしまった。
 公孫戍が得た喜びは釣果だけではなかった。
 何と、伝説アナザー氏が土手の上からこちらを一眼レフのレンズ越しに覗いていたとのこと。公孫戍が気付き視線を向けるや、そ知らぬ風を装って空の写真を撮り始めたという。
 レアだというだけで、伝説とは過去の遺物ではないのだ。
 にわかに嬉しさを覚える朕であったが実釣のほうはさっぱりだった。
 「ケーポップだな」
 君主の一言で、我々は再び韓流ポイントに入ることにした。

 韓流ポイントで最後の望みを、というところであったが、朕はCDラパラを徒にロストし、公孫戍も夏侯章も釣果を得られずであったので、僕たちは今恋をしているコンビニへ避難することにした。

 恋するコンビニで伝説式疾駆を、といきたいところだが、今日は既に公孫戍がプレッシャーを与えてしまっている。
 そうである以上、待つだけ無駄であろう。
 次回合流までにメールのやり取りに於けるネチケットについて考えておこう、ということでこの日は解散となった。



 

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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