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巨栗旬 シーモンスを苛めればシーゴラスがやってくる

 11月8日。

 ベートの姿は消え、取り残された小型シーバスしか見えなかった昨日の川崎ドブ。
 またベートが寄ることはあるのかもしれないが、あまりにも入れる場所が少ない一帯でもあるので、外した時のことを考えれば、もう一度、という気にはなれない。

 目が覚めて、まだ寝ていたいのか起きたいのか定まらない状態が続く。
 昨日の夜更かしが覿面に効いたようだ。
 鍛錬を怠って久しいことと、年齢的な衰えというものだろう。
 そんな虚ろな午過ぎに公孫戍こうそんじゅよりメール着信あり。
 時間が出来たので近所の中野島エリアに入り、既にスモールマウスを一匹キャッチできたとのこと。
 あそこは朕の苦手な釣りをしなければならない場所なので合流は諦め、しばらく行っていなかった宇奈根の様子を見に行く。

 宇奈根。
 台風以前までポイントだった所は相変わらず流れが一本の強い筋であったため、手を出さず。
 東名高架上流側に目をやれば、これまで見たことの無い、興味深い地形が確認されたのでこちらの様子を見に行くことにする。
 太い流れの筋が反転し、水深のあるワンドを形成し、いかにも魚が溜まりそうに見える。
 ところがここにはまったく生き物の姿が無い。魚が流された後に出来た地形か。

 この水量水勢では堰下も厳しかろう、と思いつつも様子を見に行ってみる。
 案の定、釣りをするには流れが強すぎかつ直線的だった。
 水辺の樹木は根こそぎ抜かれ横たわっている。
 台風以前まではこの一帯でナマズが好調だったと聞くが、もう無効だろう。

 イージーキャッチの場所探しは結局無駄になってしまった。
 韓流ポイントの様子でも見ておくか、と歩き出したところ施恩よりメール着信あり。
 昨日、横浜のドブへ行き、シーバス14本とクロダイがキャッチできたという。
 川崎ドブとは天と地ほどの開きだ。群れが産卵に向かって動き出しているということか。
 今晩も行くのでどうですか?とのことだったが、夜更かしがきついお年頃にさしかかっているので断った。
 更に李立より、昨日の降臨跡での釣果が送られてくる。
 アユのライブベートでのキャッチだという。
 来たるべき時が来たのか、と期待し、降臨跡へ向かう。

 移動中、背後から「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」の声。
 童威だった。
 相変わらず使いどころがずれている。
 昨日は童威も降臨跡に居り、釣れはしなかったものの、リップレスクランクでナマズのバイトを得ていたとのこと。
 「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ!
 朕は正しい伝説式の使い方を示してやった。

 降臨跡、旧第一ワンドの中にアユの群れが入っていた。
 しかし、昨日のアユの数はこんなものではなかったという。確かにアユは居るが、何かが起きているという風でもなかった。昨日のようにいかないのは明明白白だ。
 ほどなくして李立が現れる。昨日と今日の違いについてが解説される。こういった自然観察眼のするどさは伝説三輪氏に疎まれていたが、朕にとっては“何故?”を知ることが出来るありがたいものである。
 魚自体はよく釣っていても、フィールドを俯瞰するという点に関しては大いに甘い童威を、李立が「何でお前そういう大事なことを説明してやんねえだよ?」と、厳しく責め立てていた。
 見かねた朕は李立を捕まえて「あんまりいじめるとメーデンが来るぞ」と威した。
 「ヌレヌレで来るんですかねえ」と、まったく悪びれない李立。この種のジョークも達者になったものだ。
 「そんな甘いもんじゃない。きっと巨グリをお前の口にねじ込んでくるだろうな」と朕。
 さすがに李立もここで大人しくなった。

 何の兆候も見えず、何事も起こらず夕刻に入る。
 童威は撤退し、李立はこれから施恩と横浜ドブへ向かうという。
 「オレは明日も仕事だけど行くのに、何でおめえは来ねえんだよ?おめえには根性が無え」と、伝説三輪式を用いて朕を責め立てる李立。
 そこで朕は「年齢差いくつだと思ってるんだよ?」と真面目に答えた。
 韓流ポイントに向かいながら、オペラ座前を通ったところ、場末姫が全作や半作たちでもない新人男優と何やら演じていた。
 猫肉骨粉問題に新たな火種か。

 韓流ポイント。
 もはやここに入るのは惰性といってもいい。
 ただライトリグを沈め、飽きてはCDラパラを引いて時間が経過していくのみ。こんなことを続けていても意味が無いだろう。
 やがて腹に違和感。
 井伏鱒二先生のように放屁なさりたかったが、文豪の真似をすれば実まで出てしまいそうな感触だったので、ここで納竿とした。

 帰宅後、中野島エリアに遊んでいた公孫戍より釣果写真が届く。
 何と、ラージマウス含むブラック七匹とナマズ三匹という二桁釣果。
 行こうと思えば行けたのに、苦手な釣りをしなければいけないからと自らの意思で行かなかったにもかかわらず、朕は「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、伝説三輪氏のように泣いて返答した。




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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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