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国家と犯罪

 9月11日。

 ナマズに関してはまったく動向が掴めなくなっているので、流れの道筋を追い、フィネスをすれば釣れないこともないスモールマウスを狙うようになってしまった。
 勿論、元来朕はバサーなので、これはこれで喜ばしいことではあるのだが、年間を通して有効なルアー、メソッドが限定的であるというところに物足りなさを覚えているというのも事実である。
 バスが釣れないからと狙い始めたナマズだが、想像以上にゲーム性が高かったことと、何よりサイズが大きいということで、多摩川においては最も魅力的なターゲットとなっていたのも今は昔。第一ワンドと呼んでいた産卵場が破壊されてからというものゲームは先細りしていく一方である。
 ナマズが少なくなってきたのは魚食種のバスや、雑食の大食魚コイのせいではなく、ウォーターマフィアとその親分による環境破壊が決定的な要因だろう。

 「パンが食べられないのなら、ケーキを食べればいいじゃない」
 「バスが釣れないのなら、ナマズを釣ればいいじゃない」
 「ナマズが釣れないのなら、バスを釣ればいいじゃない」
 というわけで、スモールマウスとシーバスの出入りが連日確認されている、伝説三輪氏の勢力圏外へ向かう。

 現地入りすると、既に流芯ブロックには先客の仕掛けが投入済みだったので、やや下流に入る。
 テトラ帯には相変わらずシーバスが見える。よほどここが気に入っているのだろう。これまでに幾度となく釣り人には狙われてきただろうが、離れないのだから良い条件が揃っているのだろう。
 シーバスが消えるとコイ、フナ、スモールマウスが順当に姿を見せるようになる。
 今日は見えるスモールマウスが先日までより少なく、サイズも小さかった。しかし、ワームを沈めれば相変わらず反応は示していた。
 流芯をドリフトさせつつ、見えバスを探しつつ、とやっているうちに増水が始まる。
 塵芥混じりの濁りの中、上流のエサ釣り師がコイをヒットさせていた。
 コイのエサとなるものが新しく生じた巻き返しに滞留するようになったのか、と見ていると、このエサ釣り師が「スズキ狙いの人はよくここに投げてるよ」と言うので、朕はならばとリッジ90Fに結び替え、ブロック帯を打たせてもらった。
 しかし、反応は得られず。
 やはり、ダム放出の塵芥混じりの水は凶であった。

 しばらく経つと、水位水勢が落ち着き、濁りも消え、魚が戻ってくるのが見えるようになる。
 ランカーシティ・2,5インチグラブのジグヘッドリグで巻き、スティッコー、デブアルバートイモにネイルシンカーを挿入し流れの変化を意識してドリフトさせるが反応は得られない。
 ひょっとして反応が無いのはカラーのせいか?と、これまで投げていたスモーク、パープルからウォーターメロンに変えてキャストしてみたところさほど待たずして釣果を得る。
 最初はボトムにスタックしただけかと思うほどの感触で、引っ掛かったゴミを回収するつもりで引いてきたところようやく魚が付いているということに気付く次第だったが、とにかくキャッチできたことを喜ぶ。

 李立より、行くべきか否か迷っているとのメールが入ってきたので釣果写真を送って判断を任せた。伝説三輪氏のように「迎えに行くから15分で準備しろ」などと、脅しに近い強制を朕はしない。

 底を叩く感触は伝わるものの、ラインが流れに押され大きくたわむためルアーの位置は摑みづらいが、次はバイトを捉えることが出来、サイズも上がった。
 サイズは30半ばといったところだが、連日キャッチできていることは大きい。
 伝説三輪式の“○○で○回連続ボーズなし!”を決めて笑いを取れるためだ。

 李立が来てしまう前に釣れるだけ釣っておかなければ、とキャストを続けているうちに様子のおかしいことに気付く。
 増水が終わり落ち着いたかと思っていたら、今度は減水である。
 普段は見えないテトラが頭を出し、1/11オンスシンカーを入れたスティッコーが流れなくなっている。
 ダムの放出量が極端に減らされたのは何故か。そもそも農業を廃れさせた今の社会に、生命の循環を断つだけの堰を維持する理由がわからない。或いはいずれ食料自給率を高めていこうという崇高な計画でもあるのだろうか。

 陽が落ちてくる頃、李立が現れ、水位と流れも戻る。
 ライトリグの釣りに飽きていた朕は「正解はお前に任せた」と、伝説式ヘボ隠しの口上を吐いてミノーを巻き始めた。
 どうせ釣れやしないと諦めながらも、連日見てしまったシーバスが頭から離れなかったのである。

 完全に陽が落ちてからもしばらくキャストを続けていたが、スモールマウスもシーも反応を得られず、李立がガニの猛攻に遭い、ワームが何本か壊されてしまうのみだったことにより、この日は終了となった。






 

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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