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女が見えるか?あれはオレの女房だ。だがあそこはオレの家じゃねえ。ニガーの家だ

 8月29日。

 魚食ゴイのコイ科を見つけられず、ナマズの行方は知れず、という現在。流れとカバーの絡むボトムを探していけば釣れないこともないスモールマウスを追うのが最も現実的である。
 スモールマウス狙いのフィネススタイルは朕の苦手とするところではあるが、「多摩川のスモールはセレクティブじゃないから面白くない」という発言もあったと聞くので、実は案外簡単で、そんな魚相手にフィネスで臨むのだから「居れば釣れますよね」なのかもしれない。
 そこで今日もソンクロウ・AVS66MF2にトライリーンビッグゲーム8lbのスピニングタックルを使うことにした。
 セントクロイをわざわざソンクロウというのは、アジア世界では日本式がナウいように、白人世界ではおフランス式がナウいためだ。
 かようにして、朕は無位無官の処士なれども風流は弁えているのである。

 さて、そろそろ出かけようかという頃、公孫戍こうそんじゅよりメール着信あり。
 急遽釣行可能になったとのこと。
 そういうことならば、降臨跡で見えましょう、ということになる。

 平日の降臨跡。
 追放者の気配も無ければ、場末のソープオペラも無い。当然、登戸名物伝説三輪氏の降臨など考えられない。
 まずは師匠に挨拶だ、と川岸に下りてみたところ師匠の姿も無かった。
 上流側にようやく見知った顔。公孫戍とセニョールだった。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、平日であっても降臨の時代の礼は怠らない。
 公孫戍は夏侯章かこうしょうの住まう混沌廟にタックルを預けているため、今は打つ手がない。
 朕とセニョールはテトラ帯の先にある流れの筋にベイトを送り込み、魚のからの返答を待っていた。
 特にバイトも無く、ボイルも起こらないまま時間が経過し、公孫戍はそろそろ夏侯章が戻る頃だろうと一時撤退した。
 入れ替わるように李俊がやって来る。
 平日でありながら、伝説の時代を知る面子が揃うとはなかなか佳き日。そして、不意の降臨に耐え得るだけの見知らぬ釣り人も来ている。
 週末とはまた違った降臨跡を味わう中、セニョールがバイトを捉える。
 頭はホッグ、尻はシャッドという風変わりなルアーのキャロライナリグでの釣果だった。
 勿論ここは、目を怒らせ、涙を湛え「突き落としてやろうか」と、伝説式でその功を称えた。
 他人をガチだとバカにしておきながら、痛々しいほどにガチだった三輪氏が遺した名言は、かようにして現在でも輝きを放っているのである。

 メーデンを濡らす男、童威が現れる。
 今や津久井湖に入り浸るほどの釣り廃人になっている。今日は上流域で釣果を得たというだけでなく、子分どもも従えており、頼もしいことこの上なかった。
 童威の消息を知るや、いずれメーデンも津久井湖に現れるようになるのではなかろうか。
 公孫戍よりメール着信。
 君子との合流を果たし、先日の手マンポイントから始めるとのこと。
 そして早々に釣果写真が届く。
 何か返信すべきところではあったが、レジェンドⅡな僻みコメントは後に回し、これを機に朕は琵琶湖ポイントを諦め、少し下流側に移動してみることにした。

 久しぶりにオペラが開演されていた。
 アイアンメーデン、プリンセスオブバワリー、全作、半作。今日は追放者が居ないのだ。或いはメーデンが“いい匂い”を嗅ぎつけたからなのか。
 場末の華、賑やかなりし時。
 朕はソープオペラが閉幕となって以降も粘っていたが一向に反応を得られず、やがてウナギ釣り仕掛けを投入するオヤジが現れた。
 気さくに話しかけてくるので応じていた朕だったが、とんだ過ちだった。
 アメリカナマズがこの流域に居るという。詳細を聞いてみれば、どうも大型のマナマズの疑いが強い。
 バスが釣れたら殺せ、と言うぐらいだから、貴重な大型ナマズも殺したのではないのかと思えてくる。
 また、荒川で4、50センチのボラがバスに襲われていたのを見たと言っていたが、かなり怪しい。スズキではないのか?と言うと、どうみてもバスだったと言い張っていた。
 海釣りもこなすベテランぶりをアピールし、生態系のバランスを崩してはいけないなどと言いながら、フナがよく釣れるようにするためには、重機を入れて、上流に見える天然の土砂の堆積を崩せばいい、などと釣り師にあるまじき発言をするトンデモぶり。
 直接危害を加えてくるわけではないので黙っていたが、このオヤジの話に付き合ってしまったためにすっかり気分が悪くなってしまった朕は、李俊とセニョールの撤退を機に、今こそ君子の仁徳に触れ、穢れを濯ごうと、韓流ポイントに向かうことにした。

 韓流ポイントには公孫戍、夏侯章の他に童威も居た。
 夏侯章がついさっきナマズをキャッチしたとのこと。
 勿論「突き落としてやろうか」と、泣いて凄むことは忘れない。
 今回は折れてしまったカリ棒に代わってガオ棒を使用。
 バレットでの釣果だという。
 スティッコーがもう三本しか無いというので、朕は謹んでフィンテールを含む数本のスティッコーを献上した。
 童威はメーデンが待ち構えていたと聞いて恐れをなしたのか、ここで逃亡。少し会わぬ間にだいぶ頼もしくなったと思っていたが、まだ物の怪を受け容れるだけの度量は備わっていないようである。
 手マンポイントへ移動。
 朕と公孫戍がバイトを得るが針掛かりさせられず、「アタったとかバレたとか、そんな話は聞きたくねーんだよ」と罵り合うのみ。
 夏侯章が貴重となったスティッコーをガニに切られたことにより終了を宣言。
 とりあえずページを飾る素材もあることだし十分だろう、ということで僕たちは今恋をしているコンビニへ。

 楽しみにしていた伝説式疾駆であったが、もうひとつの伝説史官曰く、平日は極めて可能性が低いとのこと。
 恋するコンビニを満喫するには土日が適切なようだ。
 朕自身はノーフィッシュに終わったり、トンデモオヤジに出くわしたりと憂き目は見たが、平日の降臨跡を楽しめたという実感はあり「おめえらは一軍、オレは二軍。そういう考えやめねえか?オレたちそもそもそういう付き合いだったか?」と、釣果を得た者たちに泣いて噛みつくことなく解散できたのだった。

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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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