孰か知る、猫肉骨粉の行方を

 7月2日。

 先日、韓流ポイントにオイカワがから居たことを思い出す。
 夕方になれば、江三子もここらにやってくるだろう。
 ならば、明るいうちは小物釣りをしてライブベートを確保し、江三子が来る頃にはライブベートでバスを釣ってやろう。
 と、今回は小物タックルを用意。
 降臨跡にプレッシャーを掛けぬことを心掛け、せせらぎ館側からエントリーした。

 さて、オイカワ、クチボソなんかをベイトキーパー一杯に釣ってやり、君子の前で臣の調子の良い様を見せてやろうと息巻いて仕掛け投入。
 小物の反応は良好で、様子を見にやって来る20~30クラスのスモールマウス、餌の臭いに寄せられてくる巨ゴイなど、賑やかな水中の様子が見える。
 駄菓子菓子…。
 小物はフッキングすることなく、ライブベートとして使うには大きすぎる小ゴイが釣れるに止まり、夕刻を迎えてしまった。
 作戦失敗。

 この時期、ここでは分が悪いと承知のうえでルアー釣り開始。
 ほどなくして、公孫戍こうそんじゅ夏侯章かこうしょうがやって来る。
 降臨跡には師匠、セニョール、張横が来ており、セニョールはスモールマウスを一匹釣り、師匠は小物を調子よく釣っていたという。
 小物はともかく、あそこでスモールが釣れるなんて、と朕が疑問を口にすると、アユの群れが入って来る筋があってその周辺だけは反応を得られていたとのこと。
 そして公孫戍自身も何度かナマズらしき反応を得られていたという。
 しかし、釣ることは出来なかったというので「アタったとかバレたとか、そういう話は聞きたくねーんだよ!」と、アナザー式でキレてやった。

 この頃になると、服を着ての最高の楽しみに対する期待によって押し退けていた眠気、空腹を抑え込めなくなっており、僕たちは今恋をしているコンビニへ避難するような形での納竿となった。

 ここは、その霊妙さに於いては混沌廟本殿と比べ格段に劣るものの、週末の会合の場としては及第点である。
 終焉のソープオペラ、その顛末を公孫戍はこの日偶然知ることが出来たという。人知れず繰り広げられていた不能の肉欲、そして嫉妬と確執。何はともあれ、これまで伝説不在を埋める慰みになってくれていたことに感謝しなければならないだろう。
 不思議な多摩川の磁場は、強烈な個性を惹きつけて已まぬが、強烈過ぎる個性には自らを居たたまれない方向へ加速させてしまう作用があるようだ。
 それはともかく、伝説もソープオペラも、ハナクソをほじくりながら流してもいい話である。しかし、夏侯章と交わしたリベラの話だけはいい加減に済ますわけにもいかない。
 朕は必ずや夢の続きを追うと約束し、次週の再会を楽しみに解散となった。

 帰宅後、江南の史進より再びの淡路島通信あり。
 クロダイ釣りは失敗したそうだが、そのままバス釣りに行き、成功を収めたという。
 朕はここで伝説三輪語録を引用し「バスにクロダイタックルは邪道」と僻んでやった。
 どうやら、向こうはこちらとは比べ物にならないぐらいに釣れるとのこと。一度来てみろと言われる。
 現状では厳しいが、いずれリベラで晩餐できる身分ともなれば可能であろう。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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