村上麗奈を語るゆうべ

 6月18日。

 昨日、公孫戍こうそんじゅが、夏侯章かこうしょう蔡沢さいたくの前でレジェンドⅡいうところの男らし~釣りを決めたという。
 先日の蔡沢はドッグXでの釣果であったため、そのまま伝説式を用いることが出来たが、今回のヒットルアーはコアユ。
 伝説三輪式を用いるにも一工夫が必要だ。そこで、いかにも僻み根性から発してしまいそうな台詞を編み出すことに努め、「何だ、コアユとはセコいのう。鮎邪ペンシルで釣るのが男らしいと言うんじゃ」と、よく釣る仲間の功を認めない狭量ぶりを示した。

 かくして迎えた釣行日。
 雨が降りそうな空にどうすべきか迷っていたが、公孫戍が既に混沌廟に向かっているとのこと。
 君子を迎えに上がっているのであれば、朕もその行に合わせるべきである。
 とはいえ、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気を解消するのが先である。
 と、しばしお眠りあそばれる朕であったが、アメリカの占領政策を推し進め維持しようとしている勢力の者たちに安眠を妨害されてしまった。
 悪人と嘘つきが闊歩することに腹を立てていたら、すっかり目が覚めてしまったので、雨の中、多摩川に向かうことにした。

 現地入りしたところ、夏侯章を発見。
 朕が伝説三輪式のどの言葉を用いて挨拶すべきか決めかねていたところ、夏侯章がこちらに気付き、伝説アナザー式で「あ、これぇ~?」と、どうでもいい初めて見るブルゾンを見せつけられるという不覚を取る。
 近くに居たセニョールと公孫戍には「おめえらばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、滞りなく挨拶を済ますことが出来た。
 師匠は先ほど帰ったばかりとのこと。
 「何だ、もう帰るのか。おめえには根性が無え」といって送り出すことができなかったのは甚だ残念であった。
 やや増水した一帯にはコイや小魚の他、ボラまで見られたがバス、ナマズ、ニゴイ、魚食ゴイの存在を示すものは何も見えず。
 雨で水が生きるようになったかに思われた降臨跡だったが、やはり本筋との繫がりが希薄なのか、水は澄んでいながらもどんよりとしている。
 どうにも気配が無いので、セニョールの撤退を機に、韓流ポイントへ移動。

 韓流ポイント。
 寒いというほどではないにせよ、この雨と風の中、半袖半ズボンといういでたちで自転車を漕いでゆく植野行雄が見えた。
 ここでは一度だけペケニシモのボイルを見ることはできたが、それ以外に特にこれといったものを見ることはできなかった。
 また雨具を身に付けていない公孫戍と夏侯章は雨足が強まってきたところで撤退を口にする。朕は肉体的には何ら問題の無い備えで来ていたが、エリアを外しているという思いから集中力が続かず、おめえらは根性が無えと罵ることもなく便乗。

 僕たちは今恋をしているコンビニへ避難。
 ジャンクフードを食しながら、多摩川史登場人物評を行う。
 これは評者自身もまな板に載せられる容赦なき場でもあるが、笑いを取れれば勝ちである。
 我らが君子、夏侯章の筋肉ネタは笑いを取れるという点ではなかなか優秀であったが、伝説諸氏の話になった途端、その面白さが翳んでしまった。
 伝説諸氏は、実釣という面では大いに敗け続けてきたけれども、こういう場を通じて、やはり勝ち組だったのだと思い知るのであった。

 帰宅してみると、またも江南の人となった史進より釣果自慢が届いていた。
 以前、喫茶店兼釣具屋といういかした店で仕入れたというルーミスの古いスピニングロッドが釣れるかの実験で得た釣果だとのこと。
 微弱なれど、伝説の風は江を越え、遥か西の地でも吹いていたのだった。

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ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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